今回の記事は雑誌、ネット、テレビ等、メディアに関わるすべての記者さんに是非読んでいただきたい内容です。
今回の実質の価値なし雑誌文春と小室哲哉さんの引退の件、
日本のメディアの報道のくだらなさも浮き彫りになったような気がします。
小室さんを100パーセント擁護するわけではありませんが、
人間というのは何かに疲れて、追い込まれてしまうと誰かに頼りたくなるのは必然です。
すべてを知っているわけではありませんが、
小室さんは奥様、そしてご自身の病気も重なり、
おそらくは普通の人には理解できないくらいの重圧があり他人に依存してしまったのだと思うんです。
それが人によっては自殺を選んでしまったり、暴力的になってしまったり、薬物に手を出してしまうんです。
今回、介護という部分を小室さんは語りました。
私の友人にもご両親の介護に心身ともに疲れてしまい、
その人自身の心身もボロボロになってしまっている人がいます。
この介護の大変さというのは本当にその状況に自分がおかれないと絶対にわからないものです。
でも、ちょっと考えてみてください。
ご両親、子供、旦那、妻に介護が必要になって、自分の時間もなくなります。
お金もかかります。
毎日毎日が介護の日々になります。
もちろんそれはしなくてはいけないことです。
が、人間には自分の人生もあります。
その狭間で人間は悩むんです。
そして少しでも楽になりたいという解決策を探すようになります。
本当に思っているよりも数十倍、数百倍大変なことなんです。
が、今回の小室さんの報道で、介護の大変さをメインに報道するマスコミはありませんでした。
それよりも、不倫を、していたのか?
相手の名前は? 顔は? に必死ですよね?
これってどう思いますか?
結果、不倫していて、相手の名前等がわかったところで何がはじまるんでしょうか?
どうして今の日本のメディアって「目先」の人気しかみれないのでしょうか?
自身のメディアを本当の意味で大事にしたいならば、そんな目先のくだらない内容でなく、
長い目で人の役に立つ報道をしたほうが結果的に絶対にいいのに誰もやらない。
これは記者の質の低下と、バカな上の立場の人間の「目先数字重視」にあると思うんです。
記者のみなさん、
記者ってジャーナリズムにのっとって自分の切り口で切り開いていくものですよね?
それなのに上司の目を気にして誰の役にも立たないネタしか提供しないって人生としてダサくないですか?
そんなのジャーナリズムではないし、ただのその辺のおばさんの井戸端会議となんら変わりませんよ?
勇気をもって、クビになるならなってもいい! という気持ちがあるからこそ真実の報道ってできるんです。
私だってそうです。
一時的な人気を得ようと思ったらいくらでもそれっぽい好かれることだけ書きます。
でも、それじゃダメだと思う。
あるあるをどう自分のナイフで切っていくか?
これが真実の報道であって、いつか誰かの役に立つものなんです。