人気アイドルグループ、ももクロから有安杏果さんが脱退し、

今後は四人でグループを継続していくというニュースがありました。
このニュースは日本におけるアイドルグループが確実に斜陽傾向にあることを示していると思います。

 

まず、皆様は2018年現在、

日本国中にどれだけの数のアイドルグループが存在するかご存知でしょうか?

 

AKB、ももクロ、乃木坂、えーっと…他、

なんとなく知っているけれど名前が出てこないグループがいて、

そうそう! ご当地アイドルというのもいて…大体100くらい?

あたりを想像するのではないでしょうか?


ところがビックリ!

2018年現在で、なんと、10000組みを超えるアイドルグループが日本には存在するんです……。

10000ですよ…。

そして、1グループに平均5名が在籍しているとして、

アイドルグループのアイドルの数は50000人を超えます。

さらに、個人のアイドルを加えるとおそらくは10万人近くなるのではないでしょうか?


この数は、例えば今の日本の弁護士の数が約30000人と言われていますので、その数を圧倒するんですね…。
アメリカでは弁護士が飽和状態になり、

「アメリカで石を投げれば弁護士に当たる」なんていう皮肉った言葉がありましたが、

今の日本はまさに「日本で石を投げればアイドルに当たる」、

いや、「日本で石を投げれば自称アイドルに当たる」といった感じでしょうか。


この50000人を超えるアイドルが売れようとしているわけですから、これはベタな例えですが、

東大の志願者はおろか、宇宙飛行士の志願者よりも圧倒的に低い確率となります。


が、どうしてアイドルはやめられないのか?


これは簡単で、女性には男性よりも強い自己顕示欲が存在し、

さらに反感を買うのを覚悟でいいますと、

ファン(主はおっさん男性)に結果としてパトロンになってもらうのを望んでいるからです。


これは生物学的にも間違いではなく、

原始時代から、力を持っている男性は数人の女性を同時に面倒みていたという歴史があり、

それはおそらく今も変わらない。

 

その構図がアイドルにも当てはまります。

お金に余裕があり、色々なアイドルに費やす男性の財布を50000人で分け合ってるわけです。

が、ここへ来てどうしてこういった、

「売れている」アイドルが脱退することが始まっているのか?

 

これには「世間が思っているのと、中にいるからこそわかるギャップ」というのがあります。

 

例えば、こういう事ってないですか? 

よく、名前を知っている俳優さんが、

自己破産とか、マンションを売却とかのニュースを聞くと、

みんな「え? あの人って売れてたよね?」って思う事って。
それに近い部分がアイドルにもあります。

詳しく次回に続きますが、

この50000人のアイドルのうち、49000人は他のアルバイトをしているし、もしくは他の仕事との掛け持ちでしょう。

と書くと、バイトしながら一生懸命に可愛い! というキモオタさんが出てくると思いますが、

その発想こそが彼女たちを結果的に不幸せにすることもあることをお忘れなく。

第2回へ。