松本さんのこの発言、難しいですよね‥。

私も賛成できる部分もありますが、今回の相撲の場合はちょっと話が違うとは思うんです。
体育会系のスポーツでは昔から、ある意味の「愛のムチ」があるのは仕方なく、

それはそれを両者が納得しているからこそ成立している部分があります。
例えば、親子であっても、悪いことをしたら、「こらっ!」と小さくお説教をする。

これは仕方のないことですし、教育の一環です。

でもこの場合は違う。

まず、その暴力のレベルが違いすぎるという部分と、そして稽古中ではなくプライベートの中での出来事。

そして暴力を受けた方が納得していない。
これは完全に別物ですよね。

私は今回については松本さんの理論は当てはまらないと考えています。

と、いうよりも‥。

松本さんと言えば、暴力といっても「言葉を使った魔術師であり、言葉での毒舌、正論」で人を笑わせて、納得させてきた方です。

その、言葉の魔術師が言葉でなく、実際の物理的な暴力を計算に肯定してしまっているとの残念な感じを覚えました。

暴力って一人の人間が暴力をふるっても、多くても数人の人間にしか影響を与えることはできません。

でも、言葉というのは、同じように一人の人間が発しても、世界のすべての人に届かせて、影響を与えることができる可能性があります。

その言葉を松本さんは信じることを忘れてしまったのでしょうか?

もし、愛娘さんがスポーツクラブなどに通って、同じようなことをされたら

本当に、「ええねん、仕方ないねん」と言うでしょうか?

今回、そういった意味で松本さんの発言にすべてではないにせよがっかりした小川でした。