ここ数年、JKビジネスという言葉を多く聞く様になりましたよね。
つまりは「女子高生」を使ったビジネスの事なのですが、具体的にどの様なものが問題になっているのかと言いますと、
現役の女子高生と時間単位でお話をできるお店、女子高生によるマッサージ等、他にも最近は、中学生が北海道でお酒のお酌などをするコンパニオンをしていたとしてニュースになりました。
そして国はこの問題に動き、「JKビジネス規制条例」なるものを作ったのだそうです。
そしてもちろん、その条例に触れる行為があれば、JKビジネス規制条例違反となるわけですね。
でも、この条例名、なんだか違和感がありませんか?
私から見ると、実際に当人の高校生達の行動学をわかっていない人達が付けたんだろうな‥と言うのが見えてきます。
例を出して考えてみましょう。
今は少なくったようですが、昔からいわゆる「暴走族」という方々がいました。
彼らは、「暴走」=カッコイイ と思っているわけです。
つまりは、暴走族を捕まえろ! という言葉にちょっと喜んでしまう傾向があったんですね。
自分たちは国も認めた暴走族だ! と。
これと同じなんです。
女子高生をJKと呼ぶのなんて、一般メディアがすればいいことで、国や警察がそんな略語を使ってはいけないと思うんです。
国、つまりは公なものが、JKなんていう俗語を使ってしまうことにより、当の女子高生達はどう思うか?
もちろん全てではありませんが、「そうか! 私たちはJKと言われていて、そう言った意味での魅力があるんだ! 男性にJKというだけで受けるんだ!」と思ってしまうんです。
アイドルでも同じですよね。
アイドルという言葉も随分身近になって、今やネットでもSNSでも自称アイドルで溢れています。
その要因は、誰もが簡単にアイドルっぽい、などと言い出したことがきっかけです。
そして、そのきっかけを作ったのはメディアなんです。
この、JKジビネス規制条例という言葉、私はすでに矛盾と問題を多く含んでしまっていると思います。
ちなみに、もし今回の北海道のように、中学生だったら「JCビジネス規制条例」という新しいものを税金を使ってわざわざ作るのでしょうか、小学生だったら?
国や警察が安いメディアの言葉に踊らされるほど情けないことはありませんよね‥。