2017年、10月より特定のレンタカー会社を利用の「外国人旅行者」のみ、7日間2万円で高速道路乗り放題等のプランが登場するのだそうです。
しかし、もちろんその代金をどう負担するのかというと「私たちの税金」から補充されるということです。
基本的にはすごく新しい試みで、オリンピックに向けてどんどん日本のことを外国人に知ってもらいたい、
そして、観光をして「見えざる外貨」を落として行って欲しい、ということなのだと思うのです。
が、やはり一番懸念されるのはその経済効果よりも、もっと足元、身近にある「事故、危険性」のような気がします。
私は、以前アイドル活動をさせていただいていたので、ロケ等でそこそこいろいろな国に行きました。
そこで、例えば中国の運転事情を通して日本に当てはめて見ると、
日本での運転の技量にはちょっと達していないかな‥と感じてしまいます。
これはその国に行って、実際に見ないと絶対に理解していただけない。
例えば、バイクの二人、三人乗りは当たり前、ノーヘルは当たり前、でも免許は持っている、さらにそれを見ても地元の警察は何も言わない、という国がまだまだいっぱいあるんです。
と、国土交通省の調べでは、過去を数字で見ると、外国人のドライバーが多くの事故を起こしているという統計はない。
とのことですが、これ、一つ盲点があるんです。
それは、「格安のプラン」等には、言い方は悪いですが「それなり」の人が集まるということです。
言葉の誤解が無いように読んでいただきたいのですが、値段というのは言い換えれば「価値」です。
例えば激安スーパーに来る人と、銀座の高級スーパーに来る人。
もちろん同じ人間ですが、やはり「違います」。
が、これはスーパーで買い物をするという、人に直接被害を与えるものでは無いから良いのですが、
車を運転する、つまりは誰かに危害を加えてしまう可能性がある問題ですと話は別になってきます。
免許の取得に最もお金がかかり、最も長い期間を要すると言われる日本。
確かにそれでも困ったちゃんはいますが、それでもやはり交通ルール、運転テクニックは高い日本です。
そこへ、下手すればその場で、数時間で免許を所得できる国の方々が「安い!」というものを目当てに来て運転をする‥。
それってすごいことです。
私は電車のプランをもっと広げたほうがいいと思うんだけどなあ‥。
と、この件で誰が一番得をするんだろう?
えらい政治家が一番得するプランだったりして‥