児童ポルノ禁止法が改正されたことにより様々な論点が取り上げられている中、
社会的ニュースでも問題視された小学生アイドル達によって開催されている抱っこ会が注目されています。
幼い年齢の子が見ず知らずの成人男性から性的な意図を持って身体に触れられるというこのイベント、
労働基準法もしくは児童福祉法に違反する可能性があると思われます。
彼女達にとってはとても羞恥で有害なイベントといえるでしょう。
数年前から流行となっている地下アイドルの存在、
握手もできれば写真も比較的簡単に一緒に撮れる、
その近さがインディーズを応援している気持ちでのめり込め、ファンにとって魅力的といわれています。
また、最近では地下アイドルのことを
メディアにはほとんど露出せずLIVEやイベントなど中心に活動するアイドル。
差別語的ニュアンスがあるため、ライブアイドルと呼ぶ傾向があるようです。
1990年代に入って、大手媒体への露出がないことをライブやファンとの触れ合いで覆そうとしていた地下アイドルが隆盛し、
それが身近に感じられるとしてAKB48なども生み出したのです。
きれいに表現すれば距離が近い。
とにかくファンとの濃厚な接触を売りにするアイドルジャンルで知られています。
最早下手なキャバクラより余程サービスがいい。
地下アイドルは全国に1000ユニットはあり、
極端な話、一般人が若い女の子を集めて地下アイドルを名乗ればグループができるのです。
では需要はともかく、なぜそこに供給があるのでしょう。
触らせたり抱きつかせたりと、売れるにはサービスも過激になっていかざるを得ないが、それでもアイドルになりたい女の子は多いのが現実です。
そして内容によっては摘発される可能性が出てきたことから問題視されるようになったのです。
今回やり過ぎだと社会的ニュースでも注目された小学生アイドル達による抱っこ会、
迷惑防止条例違反などの犯罪行為にあたる場合があります。
ただ、児童ポルノか?というと判断は微妙になるそうです。
児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律では
18歳未満の児童の性的な部位(性器等もしくはその周辺部、臀部又は胸部)が露出または強調されていれば児童ポルノだとしています。
(今年6月改正最終の内容)
言い方を変えれば、この条件を満たさなければ大丈夫なのです。
猥褻という概念自体が社会通念を基準にしていて、また抽象的な感覚に対して法で縛ろうとしているだけに線引きが非常に困難ではあるのです。