メシアンのオルガン作品集を聴いて。 | 小川倫生オフィシャルブログ

小川倫生オフィシャルブログ

ギタリスト、小川倫生の音楽日誌。

今夜はオリヴィエ・メシアンのオルガン作品集第一巻を。

 

 

オルガンというとバッハの荘厳な響きを思い浮かべるけど、、これは全く違う。

超ラディカルです。

鼻血が出そうです。

オルガンの機能ってものすごいなー。

重低音で窓がブルブル揺れます。

 

テーマは「栄光の身体の鋭敏」とか「香の煙を持つ御使い」とか「栄光の身体の光の歓喜」とかカトリックな題材に貫かれていて、日本人の我々にはちょっと共感はできないけど、信仰による創作の熱量はガコンガコン伝わってくる。

 

 

鳥の歌を採取するメシアン。鳥のデッサンをしてる漫画家の先生ではありません(*´ω`) 
前衛的探究が不毛に陥ったとみて、現代音楽の方向を変更しようと、鳥の鳴き声を音楽に取り入れ作品を作った。

の代表曲は「鳥のカタログ」
 

またメシアンは「シノプシー」という音を聴く時、同時にその音に適合する色彩を視るという一種の視覚と聴覚が錯乱する能力(病気?)があったようで、各音にいろんな色彩のイメージを重ねている。

 

あらゆる角度からの創造というものに感銘を受ける。メシアン先生、勉強させていただきマンモス。

 

****************************************************************************
小川倫生のCDアルバム全タイトル amazonで発売中。
送料無料!

 

 

PROMINENCE PROMINENCE
3,086円
Amazon

 

太陽と羅針盤 太陽と羅針盤
2,700円
Amazon

 

 

 

雪夢 YUKI YUME+3 雪夢 YUKI YUME+3
 
Amazon