JR宇都宮駅東にあるギャラリー・イン・ザ・ブルーで開催されてる薄井隆夫さんの個展にやって来ました。
「器に掬う景色2016」と題されていて、10年くらい一貫して続く水に映った世界を描いたシリーズです。タイトルとなってる「キササゲ」や「ゴーヤ」は水鏡に映った途端、現実から遊離してまた違った事象を生み出す。
黄緑から白へのグラデーションで統一された画面を持つ絵に映った淡いモノの影たちが会場をある種の静けさの中に浸していました。
次の3点は「空を盗む」シリーズです。
一つ水色の絵で目を惹く「コトトモノノマのためのドローイング」
薄井さんの絵に魅了されて10年前4枚目のソロギター・アルバム『PROMINENCE』のジャケットにさせてもらいました。
ちなみにその絵のタイトルは「cage for the sky」で、訳せば「空の為の鳥かご」なのですが、僕は密かに「空の為のジョンケージ」あえて誤訳して楽しんでいました。
個展は12/2(金)~12/12(月)まで宇都宮駅東にあるギャラリー イン・ザ・ブルーで開催されます。どなたでも無料で観ることができますので、不思議で静かな薄井隆夫さんの世界、是非この機会にご覧ください。
ギャラリー・イン・ザ・ブルー
〒321-0953
栃木県宇都宮市東宿郷3-1-9 TEL 028-635-5832
PROMINENCE/小川倫生
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