河を見に行った日 2空の青が河に溶け込む。少し黒を足した河の色が11月の枯れ草の姿を映し12月の川下へと運んでいく。河川敷を歩くと半年前の若い季節に向かう音楽とは違う旋律が漂う。晩秋の河の匂いがする。川面が鈍くきらめく。向こう岸に渡ってみる。そこには霧がかかっているように不明瞭な景色が広がっていた。black-riverbank songはずいぶん遠くに行ってしまった。