私は四柱推命学を習得する以前に、金沢流の断易を習得しておりました。

 

 懐かしい思い出ですが、とても優秀な先生に個人的に指導を受けたのが、20歳の時でした。

 その頃は、関西では出鱈目な五行易しか教室がなく、馬鹿なことを教えるものだと横目で笑いながら見ておりました。

 それに反して、関東では五行易は真面目な著書も発表されており、現在の関西のような出鱈目な五行易の流行は有りませんでした。

 

 現在はその様な真面目な五行易の著書などは、顧みられることもなく、また以前の関東の五行易の著書は文体が古臭く、学習に困難をきたしているようで、関西の幼稚な出鱈目な理論を本物だと信じて学習されている様です。

 

 また最近のことですが、東京の推命学の教室に来られた方が、関西の出鱈目な五行易の流派を学習しただけなのですが、本人さんは断易を学習されたと自己紹介された方があり、そのれが関西の五行易の流派だったので、驚きを隠せませんでした。

 

 断易と五行易は全く似て非ざるものです。  

 

 しかし、五行易を正確にマスターしておかねば、どんなに断易に憧れていても、断易に到達できず、関西の五行易の皆様のご存じの流派の先生のように、偽物の断易を名乗らなければ、成らなくなります。

 

 断易は完璧な五行易の基礎理論の上に、五行易の教示してくれる吉凶以外のことを易神が、伝えて来て呉れている部分を、吾々が判断に活用する物で、非常に五行易では判らない事を、教えてくれる易占法で大変魅力のある占術ですが、五行易の鑑定理論を完璧に習得せねば、易神が吉凶だけを我々に伝えて来ているのか、それ以外の秘密の事象を伝えてくれているのかを、判断して正しく断易を活用できません。

 

 皆様もご存じだと思いますが、現在流行している関西の五行易の流派は、転類法などと言う独自の五行易には存在していない様な理論や、易を立てる前に吉か凶かを直感で定めてから、判断をするのが奥儀であると嘯くような鑑定法を広めている流派です。

 

 この様な無茶苦茶な理論が横行していれば、四柱推命学と同様、偽物の横行拡散になってしまします。

 

 私は、現在の五行易の他の流派の出鱈目な理論の拡散を憂慮して、断易実践鑑定講座を出版したのですが、これだけでは五行易の価値を損って仕舞う可能性憂慮されます。

 

 そこで、更に五行易基礎編と実践命講集の実例による鑑定例題の著書を出版を予定しており、この内容は鑑定の順番などを、実際の鑑定法の順番などの法則を掲載した,出版物を計画しております。