今年やっと分かってきたルアー。 | 自然とアソボ 公式ブログ

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 購入当初、よく分からなかったルアーがある。

「ブルーブルー ブローウィン140S」
 
 
普通に使っても釣れるルアーなのは、購入当初から釣果はそこそこ出していたので、分かっていた。

しかし、私は自分のイメージ通りに動かせるルアーや、少し変わった物しかリピートはしない。

即二軍落ち。

いくら釣れるルアーでも、普通じゃ嫌なのだ。


ある日、ルアーの重心を後ろのまま落とすとストンと落ちて、前方へウエイトを戻すと、意外と沈まない事が分かった。

また、ルアーの動きを手前で何度も見るうちに、流れに対してあまり巻かない様にすると、ウォブンロールを止め、S字軌道が際立つような感じがした。


S字軌道は、今まで色んなミノーを見て来たが、初めて見た動きだった。


と言う事は・・・・・・・

①テールに重心がある時は沈みが早いので、狙うレンジに落として行ける。

②水噛みが良いルアー&ウエイトを戻すと沈降速度が遅いルアーなので、狙ったレンジに落とした後、レンジキープをしやすく、アクションを止めた時でも、サスペンドし食わせの間を与えやすい。

③流れの強弱を利用して、ウォブンロールとS字アクションのルアーアクションをアングラー自ら変化させられる。

④ジャークやトゥィッチはラインスラッグを出すとダートが大きくなり、出さずにすると、ダート幅が小さくなり、ウォブリングが際立ち、フラッシングが得られる。

私の中の4つの基本が出来た瞬間だった。


やはり、S字アクションは他のミノー類には無い動きで、それも140ミリサイズとなると本当に無い。

これを踏まえた上で、実釣するとこのミノーの特徴が見えて来て、私の一軍から落ちなくなった。

 
 アウェイの地での一本。
これは、カレントを使った「流し」の攻めで掛けた魚だった。

カレントの抵抗を感じつつ、ロッドにルアーの「ブルブル」が伝わらない様にゆっくりリトリーブ。
そうすることによって、ウォブンロールから、S字蛇行が強調された瞬間に食ってきた魚だった。

 
カタクチパターンでの一本。

これは、ラインスラッグを出さない様にライナーにキャストし、なるべく表層を意識。
そして、有る程度ラインスラッグを出した形でのジャーク。
ダート幅を目一杯取ったアクションで食ってきた。


 私が使いたい場面としては、広いポイントでも、食わせどころ(流れ等)が明確になっている所。
流れが有る場所では、アクションを変化させる事が簡単で、しかも他のルアーには無い「S字蛇行」が出る。


飛距離と、ダブルアクションをフル活用できるのは、広大なエリアが持って来い。

そこで見ての通り、サーフでは今や外せないルアーとなってしまった(笑)


先日のヒラメも、沖目の馬の背からの落ち込みに着いたヒラメを狙うため、そこに添うようにルアーを落とし、狙いのレンジを引き、カレントを利用し「S字」を出す。
 
 
ガッツリ食って来る。
 
 デカイのも同じ狙い方だ。

レンジが上ずらないので、ダートをさせても狙いのレンジを外れない。
 
いや~・・・・・・
釣れる!

使い方を分かると、自分で獲った感も増し、釣果も上がる。
このルアーは使い込めば使い込んだ分、熟成され味が出るルアーだと感じている。

これからも引き出しを増やしていきたいと思う。