鮎は一番最盛期だった夏が過ぎ、産卵を控え徐々に婚姻色が出てゆく。
そして、自然の摂理により落ちて行く・・・・・・
毎年そのサイクルが繰り返される。
それを知っていて、毎年この時期まで川に残り産卵の体力を付ける”鱸”。
その鱸と出会うため、私が好きで使っているルアーが有る。
「ハルシオンシステム ペニーサックモッカ」
大きさはそこまで大きくは無いが、表層をこの泳ぎをしてくるルアーはあまりない。
使い始めた時は大きさを感じていたが、最近では”普通”だ。
春から秋まで、ボックスに必ず入っている。
さてこのルアー、何が良いか説明したいと思う。
ゆっくり引いてくると、引き波を出しながら若干のローリングで水面直下を引いて来られる。
これは死にかけた鮎が、水面を”ボー”っと泳ぐのを良く見かける。
ヒレや体を殆ど動かさず、流れに逆らえず流されるまま、ただただ浮いているような状態。
これをイミテートし、水面を流してゆく。
こうすると、トップウォーターのように水面に水柱が立つ。
最高の瞬間だ。
あまりラインテンションを掛けなようにするのもコツだ。
もう一つ。
浮力が高い事を利用し、流れに乗せ流す・・・・・・・
そして、出過ぎたラインスラッグを調整するようにロッドでメンディングする。
ペニーサックモッカは、流れを噛みやすくレスポンスが良いため、メンディングでアクションし若干潜る。
これは、死にかけの鮎が流されつつも、痙攣をおこし沈み込む。
これをイミテートしている。
このパターンで食わせるのが一番気持ちが良い。
殆どテンションが無いため、丸飲み系が多い。
私の好きな使い方は、このパターンだが、普通にドリフトさせても普通に釣れる。
14センチと言う事を恐れず使っていただきたいと思う。
しかし、難点が一つ。
売っていない・・・・・・・・
見つけたら是非自分なりの使い方で、面白みのある釣りを繰り広げていたたきたいものである。
ペニーサック動画