すごくすごく読んでいただきたい本です。
特に今の時期。。。心に響きました。
響きすぎてすぐに姪っ子に読んでほしくて送っちゃいました。
こういう小説を書く方は本当の優しさを知っている人だと思います。
本当に優しいとは何か、人によっても違うだろうし、
相手を思うことには限りがあるからこそ、どうしたらいいのか、
答えがないから考え続けるのだろうし。
情報社会の今日、ビックデータだとか分析、解析が
AIの目覚ましい発展によってもたらされています。
でもだからといって、全部を知ったことにはならない。
どんなに同じ「データ」であっても、その一つ一つに違いがあり、
一人ひとりには表にあらわれてこない「背景」があるのだと思います。
そこに思いを寄せる、想像するからこそ、人を一概に見るのではなく、
一人一人の思いを汲んでいかなくてはいけないんだろうと思います。
はぁ。まだまだだな。現実にはなかなかそんな域には達せない。
みんなそうですよねー。だって、生活しなきゃならないし。
「現実問題」という名のもとに解決していかなくちゃいけないこともあるんだし。
でも、この本に何度も戻りたいと思います。
心に留めておくだけでも、大切なことだと思うから。