私が Youtube を見てると「レバテック」のCMばかり流れます。本当にウザい。

私は”転職を考えている若手ITエンジニア”という属性とは全くマッチしていません。私はITをテーマにしたブログは殆ど書いていないし、転職サイトも全く見ていません。Youtube(Google)のAIによるcookie解析は完全に誤っています。

推測するに、2022年8月に書いた↓の記事を過剰に重視して判断しているとしか思えないのですが(情報処理技術者資格を保有していると書いたりしている)、そうであるならば、AIの能力もまだまだだな ニヤリ

 

もしかしたら、「レバテック」のCMに出演している宇宙人が私の好みであるとAIが判断したのだろうか? デュア・リパには似ていないと思うのだけど・・・

 

*************************************************

 

福岡市美術館 を後にし、地下鉄へ天神へ。

西鉄に乗り換え、やってきたのは大宰府。

この日は 1/7(日) であったので、天満宮への初詣客でごった返していました。

 

帰途、17時過ぎの参道。14時頃に着いた頃はもっと激しい混雑だった

大宰府天満宮の祭神は”学問の神様”菅原道真

学問なんか全く関係なさそうなヤンキー風カップルも沢山いるのが不思議 

意味ないじゃん ニヤリ

名物の梅ヶ枝餅

 

 

私はこんな群集の中で待って参拝するほど信心深くないのでパス

 

天満宮の横に設けられている専用通路を歩いて、九州国立博物館 へ。

2021年11月以来、2回目の訪問。

博多祇園山笠(国指定重要無形民俗文化財)の飾り山笠がお出迎え

 
前回訪問時は国宝11点が出展された『海幸山幸展』が開催されていましたが、この日は特別展は無し。常設展のみの観覧。前々日の京都国立博物館に続き、正月の国立博物館観覧です♪
2021年11月 訪問時
 
九博の常設(コレクション)は対象が縄文時代から江戸時代まで、そしてアジア全域に及ぶ発掘品・伝統文化品があるのでボリューム満点。この日は閉館までの3時間弱を取っていましたが、それでも不足でした。
展示室は大部屋(基本展示室)の周囲に11の個別展示室が設けられている形式。
大部屋では九州を中心とした縄文・弥生時代の遺跡からの発掘品が中心として展示されています。
 
↑東日本で発掘された縄文土偶  ↓西日本で発掘された土偶
 
 
↓は模型ですが、伊都国(魏志倭人伝に登場する邪馬台国連合の主要国の一つで、糸島半島にあったと比定されている)の王墓の様子がよくわかる展示
伊都国の位置(福岡市から西へ約80km)には、あまり論争はない
しかし、魏志倭人伝におけるその先の邪馬台国への経路の記述が謎(普通には解釈できない)なので、邪馬台国(卑弥呼がいた女王国)の位置は今もって不明
伊都国王墓 甕棺実物大模型
 
↓の2枚は、翌日訪れた吉野ヶ里遺跡で撮影した甕棺
 
 
伊都国の王墓が発掘された平原遺跡からは鏡も出土しています。
3世紀のもので、国宝。
 
 
昨年11月、”海の正倉院”とも形容される 沖ノ島 からの出土品(国宝が約8万点)を所蔵している 宗像大社 を訪れました。その一部出土品が九博でも展示されています。
勿論、全部国宝!
沖ノ島は一般人は上陸できない
 
珠文鏡、三角縁唐草文帯三神三獣鏡
 
 
大甕、土師器壺
 
鋳造鉄斧、鉄地金象嵌鞍金具
 
滑石製馬形(祭祀具)・人形、勾玉(翡翠・碧玉・滑石)
 
縄文~弥生時代の遺跡からの発掘品が充実しているので、古代史ファンにとっては見所が沢山あります。前回同様、ここまでで予定時間をかなりオーバーしてしまいました。その後、周囲の個別展示室も観て周りました。
 
 
まずは、坂本五郎(古美術商「不言堂」を創設したコレクター)から寄贈された品が並ぶ部屋へ。北斎と鍋島 が中心。
北斎が83〜84歳の時、自らの長寿を祈り、禍を除く毎朝の日課として描き続けたもの。さまざまな姿態に描かれた獅子図165枚と、獅子舞など人物図54枚の全219枚からなる。北斎最晩年の作風を知らせる貴重な肉筆画。

 

 
 
日新除魔図は門外不出のようで、昨年、九博でシリーズ全作品を初公開した特別展が開催されました。この展覧会への遠征も考えたのですが、都合がつきませんでした・・
鍋島焼きは将軍家をはじめ武家・公家等への献上品として生産された最高水準の磁器。↓は婚礼や五節句などのための調度として特別に誂えられた吉祥文様の瓶子と考えられているようです。
《色絵松竹梅文瓶子》 [重要文化財]
 
 
アジア(中国・ベトナム・タイ等)の民族装飾品が展示されている文化交流展示室もあります。
銀角・銀帽と銀首飾  中国・貴州省雷山県、ミャオ族 20世紀
未婚の女性が祭りの際に着用する帽子と首飾り
 
飾皿  パキスタン・カラチ 20世紀
 
 
527年〜528年にかけて、大和朝廷と「筑紫君磐井の乱」と呼ばれる戦いを繰り広げた武人の姿を模した石人像が置かれている部屋も観覧しました。これも、九州ならではの貴重な考古物。
《武人形石製表飾》   福岡県岩戸山古墳出土
↓は像の倒壊前の復元図
 
《力士形石製表飾
 
 
↓は福岡を中心に、日本各地で発掘された埴輪が集合
 
《馬形埴輪》  福岡県カクチガ浦10号墳出土
 
 
再び大部屋(基本展示室)へ。
残り時間が少なくなってきたので急ぎ足で周りました。
《奈良三彩壺》 奈良時代 [重要文化財]
 
《梵鐘》 福岡・観世音寺 [国宝]
 
《刀 無銘則房》 [国宝]
 
↓は (伝)雪舟《国々人物図巻》
京博所蔵品なので、4月からの『雪舟伝説展』にも出展されるかも?
 
仙厓義梵 と 白隠慧鶴 の作品を集めた個別展示室へ。
仙厓は筑前博多聖福寺の住持を務めました。
白隠は九州に特別な縁があったか否か知りませんが、少なくない作品が遺っているようです。
 
↓白隠の代表作。左上の「直指人心、見性成仏」(まっすぐに自分の心を見つめよ。仏になろうするのではなく、本来自分に備わっている仏性に目覚めよ)は、達磨による禅の教えの根本。縦192cmの大作。
白隠慧鶴 《達磨像》
 
白隠慧鶴 《大應国師像》《大燈国師像》
 
仙厓義梵 《寒山拾得・豊干禅師図屏風》
 
 
仙厓義梵 《三福神画賛》
 
 
更に、↓の企画展示もありました(写真撮影は殆ど不可)
 
 
 
本当に盛沢山な展示内容で、今回も時間不足になってしまいました。それでも、「古代ロマン」「悠久の時の流れ」といった感慨には十分に浸ることができました。
次回、企画展時に来訪する場合は1日がかりにした方がいいかな。
 
西鉄に乗り、天神へは戻らず、久留米へ。
この日から、西鉄久留米駅前の東横インに二泊です。
 
夜食は久留米ラーメン♪
 
 
大阪から新幹線で移動し、福岡市美術館(ローマ展)と九州国立博物館で美術三昧の4日目終了 ニコニコ