前日のピナクルズ1日ツアーで疲れたので、この日はゆっくり起きて、8時から Vickiおばさん手作りの朝食を頂きました。
B&Bのキッチン
コーヒー、オーガニックなパンのトースト、卵を3個使ったという巨大なチーズ&ハム入りのオムレツ。Vickiおばさんの目の前で写真を撮りにくかったので、写真はありません・・・(;^_^A
キッチンのテーブルや冷蔵庫には、常時、フルーツ(バナナ・メロン・スイカ・キウイ等)やVickiおばさん手作りのケーキ等があって、いつでも食べていいと言ってくれました。
シリアルも5~6種類が瓶に入っていて、Vickiおばさんの健康志向が伺えました。
朝食は7時からなので、それよりも早く出かける場合は、キッチンにある物を食べて行けと言ってくれました。
でも、私があまり食べないので、ちょっと気にしていたようで、盛んに「食べろ、食べろ」と言っていました。σ(^_^;)
朝から満腹になりました。この日は、昼食は抜きだな。
朝食後、愛犬の5歳♀チャーリーと戯れました。
人懐っこい♀のチャーリー
私はワンワンには詳しくないのでよくわからないのですが、オーストラリアの犬種であるそうです。賢くて、元気いっぱい。
Vicki おばさん、一番大切なのは”愛”と力説していました。
このワンちゃんは”愛”しか知らないと!
日本では室内で飼うケースが多いと話したら、ちょっと驚いていました。
B&Bの客の中には犬アレルギーもいるので、室内には決して入れないそうです。
日本ほど寒くはならないとはいえ、ちょっと、可哀想と思うのは、過保護な飼い主が多い日本人だからかな?(笑)
B&Bの裏庭
パースは気候が良く、この日も気持ちのいい快晴になりそうでした。
私はワンちゃんも好きですが、一番好きなのはお馬さん。
この日は、パースにある Ascot競馬場 へ突撃です!
世界中どこにいても、私の頭から競馬が離れることはありません!
オーストラリア出身で世界中で大人気の Diva だけど、アメリカではイマイチ?のカイリー姐さん 御年49
HPで調べた所、競馬場へは Burswood という駅(B&Bのある Thornle駅とパース駅の間にある)から送迎バスが出ているとの事。まずは、Burswood 駅を目指して出かけました。
Thornle駅
パースの公共交通機関もまた、独特の制度になっています。
料金はゾーン制で、いくつのゾーンにまたがって乗るかで料金が変わります。
パース駅を中心にして、同心円状にゾーン1~4に分かれていて、Thornle駅はゾーン2に属しています。ゾーン1-2間の普通券は $4.6(400円弱) で、2時間有効。2時間以内であれば、途中下車も乗り換え(バスも含む)もOK。
シドニーのようなプリペイドカードもありますが、私は短期滞在なので、現金で普通切符を買っていました(割高だったが、お金をチャージして残すよりもいいと判断した)。
空港もゾーン2に属するので、B&Bから空港まで、$4.6 で行けます。
また、既述したように、パース中心部は CAT という無料バスが巡回しています。CAT は4路線あります。
Burswood 駅は小さな無人駅でした。
しかし、この駅はパース滞在中のキーになった駅で、翌日も、翌々日も、ここで下車することになりました。
後方(Thornle側)からプラットフォームを出て、左手(Thornleに向かって)の小道を少し歩いた所に、競馬場行のシャトルバスの案内表示が置いてありました。よかった、比較的、簡単に見つけることができた!
HPには乗り場についての詳しい説明や時刻表はありません(運行時間帯のみ記載)。まあ、オージーらしく、利用者への細かな配慮なんてありませんわ(笑)
バスを待っていたのは、私以外に、身なりの良さそうな老夫婦のみ。
いつやって来るかわからないバスを本を読みながら待っていると、15分でやってきました。
ワゴン車で、結局、利用客は3名だけ。やはり、殆どの客は車で来るようです。
10分程度で、競馬場に到着。$15 のグランドスタンド券を購入。
昔、買ったJRA発行のオーストラリア・ニュージーランドの競馬場ガイド(すでに絶版で、入手は極めて困難と思われる)には、「世界一美しい街の競馬場」と紹介されていて、行ってみたなあと思っていたのですが、まさか本当にやって来るとは自分でも思っていませんでした。
パースはまだまだ日本人観光客は少ないし、ましてや競馬場へ寄る日本人なんて、年間に一人いるかいないかではないだろうか?
オーストラリアの名馬 ノーザリー
~ Wiki ~
2000年代前半に活躍したオーストラリアの競走馬。コックスプレート連覇などG1・9勝をあげ2002/2003年オーストラリア年度代表馬に選ばれ、2010年にはオーストラリア競馬名誉の殿堂入りを果たした。
知らなかったのですが、帰宅後に確認したら、この競馬場でデビューしたようです。
こんな田舎の競馬場出身だったのですね! まるで、豪州版オグリキャップだ!
シルクハットや女性用のオシャレな帽子を売っていた
Ascot競馬場といえば、競馬ファンならば、勿論、女王による開催もあるイギリスの Ascot を思い浮かべるでしょう。私も2回、訪れたことがあります。
しかし、ここパースの Ascot を知っている日本の競馬ファンは殆どいないでしょう。
でも、ここは、期待していた以上に、美しく、瀟洒な競馬場でした。
私はこれまで、Ascot, Epsom, Longchamp, Chantilly, Belmont Park といった欧米のメジャーな競馬場へ行ったことがありますが、これほど気持ちのいいコースは初めてでした。
この日は重賞も組まれていないヒラ開催でしたが、場内を見て、歩いているだけで、ウキウキしてきました。いい競馬場だなあ。
2,022mの左周りの平坦コースで、直線は299m
パドック
プログラム($5)と馬券購入用のマークカード(上から、単複・馬連・3連単)
11:57発走の第1レースから、16:30発走の第8レースまで、タップリと楽しみました♪
馬券は2レース的中しましたが、最終レースで単勝15倍の馬に勝負をかけて敗れました・・・ 持ちタイムが良かったので、一発あると期待したのですが、不発に終わりました。
馬券で勝つことはできませんでしたが、大満足の一日でした。
さて、問題は帰りの足。送迎バスです。
出口の所で係員に尋ね、教えられた場所に行きましたが、一向に来ません。
待っている人も全く見当たりません・・・
ホント、いい加減なんだよなあ。
タクシーで最寄り駅まで戻るという選択肢もありましたが、付近の地図を頭にインプットしておいたので、大通り(Great Eastern Highway)にまで歩いて路線バスの停留所を探しました。
反対方向のバス停はすぐに見つかったのですが、私が目指す方向のバス停は見まわしてもありません・・・ 何なんだ、オーストラリアというのは?
仕方なく、競馬場前に戻り、タクシーを使うことにしました。違う道を通って競馬場前に近づくと、偶然、送迎バスを見つけました! ミラクルだ!(馬券の方でミラクルが欲しかったが)
競馬場の出入り口からは少し離れていて、知らないとわかりませんわ、これは。HPにも図示されていなかったし。
結局、乗客は私一人で、Burswood 駅まで乗っけて行ってもらいました。
まだ夕方であったので、パース駅まで出て、駅周辺を散策。
パースで一番の目抜き通りのモール
土曜日のせいか、日が暮れると店は殆どクローズし、人通りもまばらでした。
前日は、20時を過ぎても賑やかだったのですけどね。
ウエスリー教会
この角に建つ教会で右に曲がり、少し入った所でリーズナブルそうなインドカレー店を見つけたので、そこで夕食にしました。
左がビーフカレー、右がバターチキンカレー
$12ぐらいで、味も良かったです。この味ならば、日本でも同程度の価格でしょう。
シドニーでは、この価格で、このカレーは食べられないでしょう。
最後に、パース駅周辺のお役立ち情報。
上で「パースで一番の目抜き通りのモール」として写真を貼ったのは、地図の赤○の場所。
その近くの青☆の所に、色々な店が入ったビルがあります。その中に、オーストラリア全土に展開する Coles というスーパーも入っていて、平日は20時過ぎでも営業していて、便利でした。
Coles の1階下のフロアーの最奥の目立たない所に無料の公衆トイレがあります。
私は何度も利用させてもらいました。海外で、トイレの場所を押さえておくのは重要です。
赤☆は、この日、私が利用したインドカレー店。パースで、一人で、安く、無難な食事をするならばオススメです。
ちなみに、地図の⑤が写真を貼ったウエスリー教会。
⑤の向かい側(William St)には、マクドナルドやHungry Jacks(バーガーキング)もあります。
この旅行中、マックは一度利用しましたが、Hungry Jacks には入りませんでした。
ちなみに、CAT や空港行きのバスが発着する Elizabeth Quay Bus Station は、William St を南(下)へ行った The Esplanade と表示されている中にあります。
駅前から Elizabeth Quay Bus Station へ行く Blue CAT の停留所は、Murray St Mall と William St の交差点(⑤のはす向かい)にあります。
地球の歩き方 には、こんなに親切に書いてありませんよ。