burger 評価: ★★★★

~ハンバーガーやポテトはどうやって作られる? 食べたらどうなる? 
 『ファストフードが世界を食いつくす』の著者が、食べる前に知っておきたい真実を易しく語る。~


ファストフードがいかに身体に有害かを説いた本・・・読む前から内容は想像できていましたが、その通りの本でした。


ハンバーガー発祥のエピソードに始まり、マクドナルドの誕生~発展、子供向けのマーケティング、ハンバーガーの製造過程、恐ろしい食品添加物、健康を害する肥満児、莫大な利潤を稼ぐ大資本-代替可能な低賃金労働者と廃業する牧場主、残酷な殺され方をする動物達等、ファストフード業界の実態とファストフードが及ぼしてきた社会的影響について、わかりやすく書かれています。(ティーンエージャー向けの本らしいので)


私はかねがね体感的に、「マックのフライドポテトはハンバーガー以上に太りそう」な気がしていたのですが、それは事実のようです。特殊な味付けがされているみたいです。そして、ハンバーガーよりも、ポテトやコーラの方が利益率は高いらしいですね。アメリカのマックへ行くと、1Lサイズぐらいのコーラが渡されますが、あれ儲かるからなんですね。ポテトを勧めるのも同様です。


食品添加物の不気味さ、ハンバーガーの肉の純度・衛生度についての説明を読むと、やはり食べるのは躊躇
われます。中国の毒餃子問題はもっと恐ろしいですが、こちらも気をつけた方がいいというか、やはり加工品は極力、口にしない方が無難ですね。
加工品・お菓子・清涼飲料水は、人間の味覚に合うように食品添加物によって調合されているそうです。現代社会でファストフードを生活から完全排除する事は極めて難しいですが、できる限り、素材を自分で料理し、果物や水・牛乳・お茶(←中国産は危険らしい)を摂るように心掛けないといけないなと改めて感じました。


※アメリカでは良心的なハンバーガー・チェーン店もあるようです。 ⇒ In-N-OUt Burger

 この系列では、新鮮な地元の食材しか使っていないし、従業員待遇も良いそうで、評判も良いそうです。