昨晩、毎週金曜日の23:00からNHK-FMで放送している洋楽ロックの番組(DJ:渋谷陽一)の公開収録を観覧してきました。場所は渋谷のNHKスタジオ。この日は年末恒例の2時間特番で、大貫憲章・伊藤政則の”お友達”評論家をゲストに迎え、2007年の音楽シーンを振り返る内容でした。
この番組の公録は初めてだったのですが、70/150の競争率の抽選に当たり、観覧することができました。
スタジオ内にはパルプ椅子が70脚並び、前方の壇上に3名のDJが座るという形式でした。
入場後の渋谷先生の第一声は『年齢層、高けえなあ~』。『リスナー歴30年で初めて葉書出したというような人ばっかりですからね』との言葉通り、私でも若い方か?と思えるような客層でした。若い人もいましたけどね。しかし、革ジャン・革パンのようなROCKスタイルの人はいなくて、一見、マニアックな洋楽ロックなんか聴かないようなおとなしそうな人が多かったです。でも、福井や長野から遠征して来た人もいたようで、アツイ人達なんですね。
番組は例年同様、メタル&プログレの Old Name 中心に、時代を超越した選曲とボケで突っ走る政則先生、UK中心に様々な分野に目配りして選曲する大貫先生、Hip-Hop を含めその年の音楽シーンからバランス良く選曲する渋谷先生、そして三巨頭によるクロストークというスタイルでした。
渋谷先生のツッコミ、政則先生のボケ、間を取り持つ大貫先生という役回りに、会場は笑いの連続で、非常に盛り上がり、アッという間の二時間でした。
それにしても、毎年の事ながら、政則先生の選曲はスゴイ! 聞いたことないアーティストが多いもんなあ。(Robert Plant と Rush は当然知っていたけど)
今年は、イタリアンプログレとメロディック・デスメタル(ただのデスメタルではない!と強調していました)が圧巻でした。渋谷先生もイタリアンプログレには、『何だこれは・・・』と呆れていましたよ(笑) どんな曲かは、オンエアを聴いて下さい。笑えます。
『大貫が選ぶ曲も古いのに、何でオレだけディすられるんだ?』と政則先生は言っていましたが、やっぱりアンタは凄いよ。50代になっても長髪・革ジャンだし。『温故知新』は氏の生涯テーマですね。
大好評だったので、来年も公録でやって欲しいものです。NHKスタッフの皆さん、よろしくお願いしますね。
尚、オンエアは12/21(金)の23:00~25:00です。