昨年、うまくいったことに味をしめ、今年はさつまいもの作付を3倍に増やしました。昨年は1列11本の苗を植えましたが、今年は3列33本植えました。
購入した切苗を根出ししてから植えようとしたのですが、植えるタイミングを逸してしまい、一部の苗は腐ってしまいました。それでもとにかく植えてみましたが、生育は難しそうに見えるものも多く、一部は補植しました。
ただしさつまいもは非常に生命力が旺盛です。枯れてしまったように見えても、新しい葉がちょこっとでも出てきたら根がついている証拠なのだとか。そこでどの程度ならば大丈夫なのか来年以降に参考とするために、これは大丈夫かな?と思えた苗を8本残しておき、その後の様子を観察しました。
最初の状況はこんな感じです。
(6月8日)
中でも一番心配だったのは⑦です。茎はほとんど見当たらないのですが、小さな小さな葉が出てきていました。新たな葉が出てくれば大丈夫と言いますが、本当にこれでも大丈夫なのでしょうか。
ところがその後の経過を見ていくと、⑦番は他と比べると育ち方が遅いながらも、しっかりと葉が出てきました。逆に1本の茎が伸びていて大丈夫だろうと思っていた①番が、新たな葉が出てくることなく枯れていきました。ついには地上にはまったく痕跡も見当たらなくなりました。
(6月24日)
予想外の結果に驚きつつも、来年は茎が残っているより新たな葉が出てきているかどうかをしっかり見極めなきゃならないなあと反省しました。
ところが、痕跡が消えたと思った①から、新たな葉が出てきました。これには驚きました。
(6月28日)
あらためてさつまいもの生命力の強さを感じました。
ただ、33本のうち1本だけは完全に枯れてしまいました。当初、これなら大丈夫だろうと思っていた苗があります。主な茎は枯れてしまいましたが、1本の太い根元だけ残っていて、そこから小さな葉が2、3枚出ていたものです。ところがその後、その葉が枯れてしまい、やがては茎も消えてしまいました。根がつかなかったということなのでしょうねえ。
残る32本はすくすくと育ち、一部は葉がわしゃわしゃと出てきました。積算温度は、現在までおよそ600度。2,200度を超えるまで、じっと見守り続けます。