40代の集大成~第1回しまだ大井川マラソン完走記第2部(こっ、こわい・・・) | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 さてこの蓬莱橋。完走記本編にも書きましたが、明治12年に架けられた、897.4mの人道橋です。平成9年に「世界一長い木造歩道橋」としてギネス社に認定されました。


Road to SAROMAN BLUE-ギネス
ギネス認定証


 1回あたり(往復)100円の料金を支払い、いざ、渡ります。重い荷物を背負ったまま渡り始めた私。すぐに後悔しました。


Road to SAROMAN BLUE-蓬莱橋
蓬莱橋


 実は私・・・高所恐怖症なんです。子どもの頃から、橋を渡るのは苦手でした。でも今は、冬の外ランは十勝大橋を往復するコースを使っています。それなのに、なぜ?


 この写真をよくごらんください。


Road to SAROMAN BLUE-低い高欄
低い高欄


 高欄の高さは50cmくらいでしょうか。これは高所恐怖症の私にとっては、大きなプレッシャーです。しかも12kg弱の荷物を背負って、バランスが悪くなっています。さらにこの日は、8mの風(静岡空港アメダス)。怖くて怖くて、端には寄れません。ひたすら、前を見て渡っていきます。こうなると、世界一の長さが恨めしく思えてきます。ようやく渡り終えて、一息つきました。


 この先に進むと、おそらく牧之原台地の茶畑に出ることでしょう。富士山静岡空港に下りるとき、眼下に広がる茶畑も見事なものでした。見たいという気持ちもありましたが、時間的にはちょっと難しそうです。私はまた蓬莱橋を渡り始めました。


 渡り始めて驚きました。なんと、富士山がきれいに見えるじゃありませんか!怖がって渡っていた私は、立ち止まって橋の上からの景色を楽しむこともできず、左後方に富士山が見えていることにもまったく気づかずにいたのです。右前方に富士山が見える復路は、何度か足を止めて景色を楽しみました。・・・怖かったけど。


Road to SAROMAN BLUE-富士山
霊峰富士


 蓬莱橋を渡り終えて、さらに上流に向かって歩きました。一昨日の会場となった大井川緑地の陸上競技場付近は、多くのランナーがトレーニングをしています。そんな中を上流に向かって歩きました。


Road to SAROMAN BLUE-陸上競技場
陸上競技場


 2日前に走ったコースを逆送する形で、大井川川越遺跡に向かいます。国指定島田宿大井川川越遺跡町並という表示もあり、江戸時代の旅人がこうした風情の中を行き交いしていたのかと思うと、心にしみるものがあります。しかもこの狭い道を、2日前には6,000人のランナーが駆け抜けたのです。コース幅は6,000人がスタート後間もなく走る道としては適しているとはいえませんが、市民マラソンの大会としては、その町を代表するエリアを走れるというのは、嬉しいことだと思います。


Road to SAROMAN BLUE-大井川川越遺跡
大井川川越遺跡町並


 内部も公開されている施設も数多くあり、それらを見ながら進みます。好天に恵まれ、のんびり歩くのには相応しい町並です。


Road to SAROMAN BLUE-内部公開されている
内部公開中


 川越遺跡を後にして、2日前に走ったコースをJR島田駅に向かって歩きます。ちょうど2km地点だったところでは、歩道上にこんな痕跡が残っていました。


Road to SAROMAN BLUE-2km地点
2km地点


 さらに歩き続けると、大善寺がありました。このお寺の鐘は昼夜六時(2時間おき)に鳴らされたようで、明け六つ(日の出時刻)と暮れ六つ(日の入り時刻)の鐘の音は、大井川川越の始まりと終わりの合図となっていたそうです。


Road to SAROMAN BLUE-大善寺
大善寺


 残念ながら当時の鐘は、昭和19年に太平洋戦争のため供出されたとか。残念でたまりません。


 島田市内の散策を終えて島田駅前に到着したのが、10時40分過ぎでした。この時間ならば、小田急の時間に間に合うでしょう。今日の総歩行距離は11.8km。予定では8km程度と思っていたのですが、プチアクシデントもあったおかげで思いの外歩きました。荷物を背負っての歩行だっただけに、体にもけっこう応えています。


 電車の時刻を確認すると、1番最初に来るのは興津行きです。興津からは三島行きに乗り換えなければなりません。そしてさらに三島で、熱海行きに乗り換えなければなりません。


 乗換えが少なくなる電車を選ぶべきか、それともとりあえず乗ってしまうべきか。とりあえず乗りました。島田でじっと待つよりも、乗換駅も観光です。


 最初の乗換駅は、昨日静岡行きの電車に乗った興津駅です。ホームから見る駅前の景色。昨日はあそこを歩いていたと思うと、なんだか変な感じがしました。


 三島行きの電車に乗って見た興津から由比に向かう車窓風景は、薩た峠から見た景色を思い出させてくれます。一瞬ですが、昨日の昼食をとったあの店の庭も目に焼き付けることができました。


 三島の手前の沼津駅でちょっと停車時間があるということなので、ここでいったん下車して、ホームで立ち食いそばを食べました。三島行きは出て行ってしまいますが、どうせ次の熱海行きに乗り換えなければなりません。


Road to SAROMAN BLUE-立ち食いそば
立ち食いそば


 そばを食べたあとホームにやってきた熱海行きに乗り換えて、無事に熱海に到着しました。そして今度は、東京行きに乗り換えです。いよいよ静岡県とお別れです。(つづく)・・・明日は最終話です。






 いつもマナーについてはこのブログでも発信させていただいてますが、R×L SOCKS 部長さん が、素敵なグルっぽを作ってくれました。

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