森林にはさまざまな役割がある。その一つに、ダムの役割がある。裸の山に植樹をすることで水がきれいになる。雨が降ったとき、森林がなければ雨水は表面の土とともにすぐに川までたどり着く。しかし森林があると、その保水効果により、川に流出するまで時間がかかる。さらに森が作る微生物で魚も集まるようになる。
森林を育てること。それは山を守るだけではない。川を、そして海を。大切な水環境をも守るためにも、山をきちんと整備し、森林を守っていかなければならないのだ。森・川・海は、それぞれが単独で存在しているのではなく、つながっているのだ。より豊かな緑資源を、地球環境を後世に引き継ぐことは、私たちに与えられた責務である。
ということで、今日は「十勝川魚つきの森推進協議会」の主催による、十勝川魚つきの森植樹祭が行われた。
朝の9時30分。豊頃町の町有林内に集合する。林道内を行くと、林道脇にはオオバナノエンレイソウの大群落が広がっていた。昨年の今頃、広尾町へ行き、「日本一の大群落」と称されている場所を見たが、その比ではない。こちらの方が、何倍もの面積が広がっている。地元の人に聞くと、このあたりは山に入ればどこでもこんな感じだとか。感覚的には、河川敷に広がるタンポポのようなものかもしれない。
でも、他所から来たものにとっては、この大群落はすごい!
昨夜からの雨が心配だったが、どうにか開始前にはやんでいた。オープニングセレモニーのあと、私たちは植樹場所に入る。
植樹場所は結構な急斜面。植樹する場所には目串が打ってあり、そこに穴を掘って苗木を植えていく。単純な作業である。
ただ、昨年は平坦な公園内にすでに穴も持ってあり、そこに桜の苗木を多少植えただけと聞いていたのだが・・・。作業量としては、今年の方がはるかに多かったようだ。
それでも、約2,000本の落葉松は次々と植えられていき、小1時間ですべての作業が完了した。
その後、参加団体の代表者により、標柱が埋設され、すべての作業を終えた。
参加者には、タオル、軍手、ペットボトルのお茶、それと豊頃町にあるエコERCで製造販売をしている、道産なたね油100%のエコリーナが配られた。
来年はまた、平らなところで桜でも植えたいという挨拶で締められていたが、私が参加した今年に限って条件がきついというのも、ちょっとつまらない(笑)。どうせ植樹をするなら、来年も今年のような斜面でやりましょうよ~(爆)
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