マチルダさん、ありがとうございます。捨てないキャンペーンという名前、いただきました。
というわけで、正式に(?)動き出した「捨てないキャンペーン」について、改めて呼びかけをしたいと思います。
とその前に、このキャンペーンの根っこにあるのが、Smile Running Projectですから、まずはこちらからご紹介しましょう。もうとっくに知ってるよ、という方も多いと思いますが、ご容赦のほどを。
さてこのSmile Running Project。もともとは、東京マラソンのときに笑顔で走ることで、「走ることは楽しい」ということを沿道で応援してくれる人たちに伝え、ランナーと観客の一体感を作りたいという思いからスタートしました。もともとはこれも思いつきに過ぎなかったのですが、同じような思いを抱いていたランナーから次々と賛同の声があがり、最初は「東京大マラソンを市民ランナーの笑顔で埋め尽くすプロジェクト」などという長ったらしい名前をつけていたのが、Smile Running Projectという新たな名前に置き換えていただくことができました。
そしてシンボルマークも作っていただきました。キャッチフレーズとして、Let's Run with a Smile!という言葉が入ったこのマークは、ニコ3マークと名付けられました。
最初は「笑顔」だけがキーワードでしたが、「沿道の方々と一体感を作るには、マナーは必要不可欠」とか、「背中にニコ3マークをつけて走っていると、マナーを守って走らないとマークに対して恥ずかしい」といった声が起こり、「笑顔」と「マナー」はSmile Running Projectの2本柱となりました。
そしてこのSmile Running Projectを軸にして、チーム・べジー!も立ち上がり、現在も関東地方を中心に活動を続けています。
と、そういう下地があったわけです。で、このニコ3マークをゼッケンにしたものを、背中につけて走っていたのですが、5月24日の日記でこそっと告白したように、このゼッケンが引越の際にどこかに紛れてしまい、今年はまだつけていないんです。このままだと、今年はニコ3マークのゼッケンをつけないまま終わってしまいそうだ(シールは千歳でも貼って走りました)という危機感もありました。
そんな状況でびえいヘルシーマラソンを迎えようとしていたのです。
今年のびえいヘルシーマラソンでは、クリーンアップランをしよう!
昨年のこの大会でうしまる♪さんと一緒に走り、給水所過ぎで路上に、あるいは道路下の畑の中まで散乱している紙コップとスポンジを見て、うしまる♪さんはそう提案をしてくれました。最後方からゴミ袋持参で走り、紙コップとスポンジを拾い集めて走ろうというプランです。Smile Running Projectの一環としてもふさわしいこの提案。早速そのことを呼びかけたところ、数名の賛同者が現れました。そしていよいよ、クリーンアップランを行おうとしています。
ところがここでまた、思いついちゃったのです。ニコ3マークのゼッケンがないから、背中が寂しいなって。
こうしてブログやmixiやJogNoteで、そしてアスリートの風のおがまんレポートで呼びかけていますが、レース中のアピールという面ではまだまだ弱いのかな、と。私たちが訴えたいことは、紙コップやスポンジを拾うということじゃないんですよね。その前の段階で、紙コップやスポンジを捨てないということなんですよ。それが伝わらないと、「ゴミを拾いながら走っている物好きがいるなぁ」で、終わっちゃうおそれがあるんですね。その目的を伝える手段として、空いている背中を使おうと思いました。そして作ったのが、この画像です。
暴露しますが、本当にいい加減に作りました。紙コップ(少しつぶしました)とスポンジを用意し、その背景になるものを探したのですが、なかなか見つかりませんでした。そこで苦し紛れに用意したのが、青地の袋(クロスカントリースキーフェスタのボラをしたときにいただいたもの)でした。でもその上に並べて写真を撮っても、下は袋ですから皺がよってます。一言でいえば、お粗末な写真でした。
そこでこれをいろいろと加工してみることにしました。そしてポスタライズという機能を使ってみたところ、こんな画像になったのです。そしてあとは「わたしは捨てない」と文字を入れて完成しました。
このとき、私は大きな失敗をしています。文字を入れた画像を保存するとき、上書き保存をしてしまったのです。そのため、文字が入っていないオリジナルの画像は、なくなってしまいました。このキャッチコピーを変えようと思ったら、写真撮影からやり直さねばなりません。そのため、FMアップルのN社長からは「わたしを捨てないで」の方がいいんじゃない?と提案をいただいているのですが、修正するにはちょっと時間を要するというのが実情です。
さて、こうして出来上がった画像ですが、これをゼッケンとするのにどうするかも、大きな課題でした。ゼッケンとするのに都合のいいような紙か布があればプリントをすれば済む話ですが、そんな都合よくはいきません。そこで考えたのは(あくまでも暫定的利用という考えしかありませんでしたので)、この画像をプリンタラベルに印刷し、そのラベルを過去に出場した大会で使ったナンバーカードの裏面に貼って、背中につけることでした。幸いにして、私は過去に出場した大会のナンバーカードも、すべて保管しています。これなら多少は量産することもできる。そう思いました。
ところがここでも引越の壁です。一昨年までの大会関係資料は、すべて自宅にしまい込んできていました。手元にあるのは、昨年の資料と、なぜか未整理のままで紛れ込んでいるものだけ。なかなか使用に耐えるナンバーカードもありません。ようやく見つけたのが、一昨年のみどりさわやかマラソンのものでした。ファイルしていたので変なところに穴が開いていますが、その上にラベルを貼ってごまかしました。
そんなふうに、やっと2枚の完成品を作ったのです。
で、このことを先日のブログ、mixi、JogNoteなどに画像入りで書いてみると、これがなかなか評判がいいんだわ(笑)。まあ画像の出来がいいということではなく、発想がいいということなんだろうけど、この制作過程を公開するのが恥ずかしいくらい、関心を寄せてくれる人が増えてきているんですよ。いづみさんは美瑛でつけて走ってくれるというし、さなえちゃんも本州の大会でつけて走ってくれるという。マチルダさんは利尻でつけて走ってくれるというし、何気なく「捨てないキャンペーン」という名前までつけてもらいました。ナカジーさんやマメタローさんからもほしいと言われているし・・・。
これだけつけてくれる人が増えてくれば、またさらなる展開も期待できますよね。そしていづみさんから申し出があったときのコメントが、的を射ていると思うんですよね。ゴミ拾いまではできないけど、これをつけて走るだけならできるって。
そうなんですよ。マラソン大会の目的を考えると、私たちがやろうとしていることは、ちょっと外れているんですよね。お金を払って大会に出て、それぞれの目的に向かって走るわけで、一般的には少しでも速く、あるいは目標のタイムなどがあって走るんですよね。でも今回の私たちは、最後方からゴミ拾いをしながら走るということで、本来は大会でするべきことじゃないんですよね。そこのところは、皆さんに呼びかけている中でも、私自身ひっかかりがあることなんです。数名規模ならいいけど、数十名規模になってしまうと逆に困るなって。
でも、同じような気持ちで走ってくれる仲間も大勢いるんです。そんな仲間たちにこのゼッケンをつけて走ってもらうことは、クリーンアップランだけでは伝えきれないことを伝えてもらえる、とても大きな効果があると思うんですよ。だから、私としてもできるだけラベルの枚数を作って持参したいと思いました。とりあえず、手持ちのプリンタラベルを全部使って、28枚のラベルを作りました。
ということで、ここからは皆さんへのお願いになります。
この画像でよろしければ、どうぞご自由に使って下さい。改変も自由に行っていただいてかまいません。著作権を主張することはありませんので、どうぞダウンロードして使って下さい。また、もっといい画像を作れるという方は、ぜひ自作もしていただければと思います。
びえいヘルシーマラソンに参加する方でこのラベルをほしいという方には、可能な限り配布します。大きさはだいたい15cm×12cmです。ただ、手元に古ゼッケンと安全ピンはありませんので(自宅にはどちらも売るほどあるのですが・・・)、それは用意していただきたいと思います。作ったのは28枚です。そのうち、私が使う分、あといづみさん、ナカジーさん、マメタローさんの分を除く24枚を希望する方に差し上げます。なお、大会前日は交歓会にこのゼッケンをつけて参加していますので、どうぞ声をかけてください。大会当日は、スタート地点への移動前は、競技場のスタンドに向かって左側のあたりにいます。どうぞお気軽に声をかけてください。スタート地点では、最後尾に並びますし、ムコイエローへの変身も終えていると思いますので、お気軽に声をかけてください。
なお、数に限りがありますので、なくなったときにはお許し願います。
あと、当日品切れで手に入れられなかった人、また遠方にお住まいの方には、無料でお送りします。このキャンペーンが全国に広がっていただけると、私としても非常に嬉しいので、左のサイドバーの「メールはこちら」というところをクリックしていただき、住所とお名前と希望枚数をお知らせください。多少お時間をいただくかもしれませんが、間違いなく送らせていただきます。
捨てないキャンペーンを、どうぞよろしくお願いします。