「内定者クロージングといえば小川」と、たまに
言っていただくことがあるのですが、(恐縮すぎる)
自分では全くそんなこと思っていません。


会社の中だと、採用歴が長くなってきて、
長くやってきた分、経験値も溜まってきたのですが、
どれだけやってもうまくいかないことばかりだ・・・ガクリ
と、実は落ち込む回数の方が毎年多いです。


内定者のクロージングに正解なんて存在しません。


毎日毎日考えて、どんな仕事よりも時間をかけ、
何ヶ月も努力しても、努力が報われないこともあります。
というか、そんなこと、ザラにあります。



もちろん経験することでノウハウが自分の中に溜まり、
いろんな引き出しができます。

ちょっとテクニック的なものも、
身に付いたりします。




でもそんな小手先のテクニックだけでは、
学生の心を掴んだり動かすことはできなくて、
何よりも大事なのは、
心から、その学生と働きたいと思うこと。

これに尽きると、丸4年採用担当をしてきて、思います。



中途半端な気持ちでやってると学生にも伝わる。
そんな人に、他人の気持ちを
動かすことなんて到底できるわけない。

自分の成果のため、会社のメリットのため、と
こちらの事情ばかり考えているのも、ダメ。



ビジネスは一方通行ではなく、
Win-Winでなければ成立しないように、
新卒採用も一緒。

会社にとっても、学生にとっても、
双方にとってメリットのある採用をするのが、
私たち採用担当の役目です。



なので、会社の魅力を語らなきゃ!
会社のことをもっと知ってもらわなきゃ!
と、一方的に情報を与え続けたり、
「入社してください♪」アピールするのって
採用担当のエゴでしかなくて、
全く学生のことを考えられてない。



・入社を決めてくれたら、
 学生にはどんなメリットがあるのか。
・他社ではなく、何故この会社であるべきなのか。
・どう評価していて、どんなことを期待しているのか。


こういうことを自分のコトバで、
心から伝えることが、何よりも重要。



学生にとっての「良い選択」が
当社じゃないなと思ったら、
私はゴリ押しするようなことは一切しません。


もちろん、会社の採用を成功に導くことが
私のメインミッションですが、
無理矢理口説き落としても、お互いに不幸になるだけ。


自分のミッションにはコミットしつつも、
学生にとって一番の選択は何だろう?
ということを真剣に一緒に考えられる人事でありたいです。



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