この日は出張で富山にやって来たので、ランチに富山名物の「ブラックラーメン」を頂くことに・・・。

富山は東京に比べて涼しいかと思っていたが、駅を降りると “暑い!” 最高気温は1~2℃低いようだが、直射日光を浴びると全然変わらない。この暑さの中でラーメンを食べるのは “ちょっと不安だが・・・”

 

Wikipediaによると、ブラックラーメンとは「1955年頃、富山市中心部で富山大空襲の復興事業に従事していた食べ盛りな若者のランチとして、また汗をかく肉体労働者のための塩分補給として、醤油を濃くしたスープのラーメンを作ったのがルーツである。元々肉体労働や運動後の塩分補給、あるいは飯を添えて食べることを意識した味付けであり、総じて塩辛い味付けであることが特徴。この味付けは客が店に飯を持ち込み、ラーメンをおかずとして食べるというスタイルの中で生まれたものである。余りに塩辛すぎるため味の賛否は分かれ、否定派からはガッカリラーメン扱いされることもある」とのこと。

 

ここは富山駅から歩いて5分の「一心」。(富山県富山市桜町1-1-36 )

ホームページには、「化学調味料無添加・自家製麺のこだわり:富山県富山市にあるラーメン一心は、店主の長年の試行錯誤によってたどり着いた ”化学調味料無添加”、”自家製麺” のラーメンをご提供いたします。さっぱりとした後口と濃厚なうま味の両立を実現。素材の味で真っ向勝負のラーメンです。お客様がついつい帰ってきたくなるホッとくつろげるラーメン屋を目指して、精一杯のおもてなしと、渾身の一杯をお届けします」とある。

ここは「ブラックラーメン」専門店ではないので、「煮干しラーメン」、「越後味噌ラーメン」他もあるが、お客さんの多くは煮玉子入りの「富山一心ブラック」(980円)を頼んでいた。

富山一心ブラックは、「手作り醤油 ”北陸” でチャーシューを煮込んだ後、更に煮詰め数種の節類をブレンドして作るタレ、そこに鶏ガラ主体のスープを合わせました。醤油の風味が際立った奥深い味わいをお楽しみください」とある。

 

そこで注文したのは、煮玉子無しの「富山一心ブラック」(850円)。

スープを掬うと「やはり醤油色が濃い!」一口飲んでみると、「思ったほど味は濃くないが、やはり飲むと辛い」

麺は太麺でホームページには「麺は北海道の ”春よ恋” 、”きたほなみ” をブレンドし、極太麺には「全粒粉」を入れており、国産小麦100%にこだわっています」とある。

 

しかし、醤油味が濃いのは「ラーメンをおかずとしてご飯を食べる」ためなので、ラーメンだけ食べるには味が濃すぎる。ラーメンスープには、味噌・醤油・塩・豚骨の他にも、魚介・昆布・アサリ・貝柱・エビ・椎茸等があり、“濃い醤油” だけで勝負するには苦しい。「ブラックラーメン」は富山名物ではあるが、一度食べると “こんなもんか” と思われしまい、リピータになってもらうには難しいのではないだろうか・・・。

 

そこで今回の評価だが、味は “やはり塩辛かった” ので3、量は “麺は充分だった” ので4、価格(850円)は “ちょっと高め” だったので3、店の雰囲気は “人気店にしては狭かった” ので3で、総合評価(3.25)は残念なDランクでした。

 

ラーメン一心|富山県富山市|化学調味料無添加 (r-isshin.com)

 

翌日には駅構内の立山そばで「シロエビ天そば」(620円)を頂きました。

NETには「シロエビは富山県特有の海底谷付近の水深約300mに生息し、年間の漁獲量は400~500tほどで漁期は4~11月。また殻ごと食べられるので、天ぷらやかき揚げに調理されていることもあります」とあった。

「ブラックラーメン」も「シロエビ」も富山の名物であるが、「シロエビ天そば」の方が美味しかった。