上野での研修後にやって来たのは、(アメ横)「魚塚」。

ここは「魚草」の姉妹店で場所も直ぐ近くにある。(「魚草」はアメブロ2021/12/3参照)

この店も「魚草」と同じで、お店の前にお酒のケースを置いて板を載せてテーブル代わりにしただけの立飲み屋。そのため、定員は前に3人、横に2人、奥に2人のみ。

 

さて、ここにはメニュー表が置いてないので貼り紙を見ると、刺盛り(5点盛り)1,000円、レア蒸しタラバガニ2,000円とあるが、これは高くてちょっと無理だ。

 

そこで注文したのは、“モウカノホシ”(500円)。

“モウカノホシ” とはモウカザメの心臓のこと。Wikipediaによると「ネズミザメ(モウカザメ(毛鹿鮫))は、ネズミザメ目ネズミザメ科に属するサメ。全長3m。太平洋北部の亜寒帯海域に生息する大型の捕食者である。特殊な筋肉系、循環系により体温を海水温よりも高く保ち、高速遊泳を行う。季節回遊を行うことも知られている。心臓は “モウカの星” とよばれ、気仙沼を中心に刺身や酢味噌和えにされる」とある。

以前、「魚草」で注文したが入荷が無くて食べられなかった。さて、登場したのは、見た目 “レバー刺し” とほぼ同じ物。“これがモウカノホシか・・・!” 一切れ頂くと、“やはりレバーだ!” レバーの生食での提供は10年以上前に禁止になったが、これは味も食感もそっくりで、“美味しい!”

 

さて飲み物は、“日高見” を注文。

NETには「宮城県石巻市の平孝(ひらこう)酒造の主要銘柄は、魚介類と相性抜群の日高見(ひたかみ)」です」とある。ナミナミと注いでもらった透明感溢れるグラスは1杯500円。“美味しくて疲れが吹っ飛ぶ!”

 

次に注文したのは、大きな生牡蠣。

これは「 “せんぽうし” のカキです、“せんぽうし” とは、仙人の “仙” と鳳凰の “鳳”・・・」と説明してくれたが、NETで検索したところ “仙鳳趾” と分かった。“仙鳳趾” とは初めて聞いた地名だが、北海道の道東 厚岸(あっけし)湾の西端に位置するそうだ。

NETには「昆布森の豊な海に育まれた仙鳳趾の牡蠣は、汐の香りと旨味をたっぷり含み、ふっくらとした身と味わいが特徴です。流れが強く冷たい海のため、身の引き締まった大きな牡蠣が採れる好漁場です」とある。

3個で1,000円だが、一個一個が大きい。これに醤油をちょっとだけ振りかけて食べると、“プリプリで美味しい!”

 

この牡蠣は “岩牡蠣” ではなく “真牡蠣” だそうだが、「北海道東側は涼しい気候のため、年間を通じて水温が低いことから一年中牡蠣が食べられます。仙鳳趾の牡蠣は、殻の大きさのわりには身が大粒で、グリコーゲンが多く、強い甘味と濃厚でコクのある味わいが特徴です」とのこと。

 

NETで価格を調べると、殻付きLサイズ50個入り12,000円とあった。1個で200円~300円するようだ。結構高い!

 

さて牡蠣の次は何にしようかと思ったが、貼り紙にあった “生あん肝刺”(800円)に決定!

その下には「Raw liver Sashimi」との表記があるが、アメ横も外国人客が多くなったので、英語を併記しているようだ。“あん肝”(monkfish liver)とは書いてないが、確かに “生の肝の刺身” だ。

別の貼り紙には、「We are always serious. Try Japanese seafood. Experience the culture.」とあるが、日本語の意味とちょっと違っているようだが・・・?

 

ここで、あん肝が3切れ登場。

さて、そのお味は・・・? “濃厚な上にポン酢がかかっていて美味しい!” 

あん肝は冬場にしか食べられないものだと思っていたが、この時期に生で食べられるとは本当に特別だ!やはりここは魚屋だ!

滞在時間30分、お酒2杯で支払いは3,300円。ここでは普段は食べられない生ハツ(心臓)・生牡蠣・生肝を食べることができて疲れが吹き飛んだ。

 

魚塚 - 上野御徒町/海鮮 | 食べログ (tabelog.com)