この日は、週末で月末で年度末。やって来たのは、以前から行きたかったスパゲッティ専門店「ジャポネ」。(東京都中央区銀座西1-2先 銀座インズ3)

ここはカウンタ13席のみのためランチタイムには30分待ちは当たり前で、今まで何回か来たものの一度も食べられなかった。(写真はNETから借用)

 

 

しかし、この日は行列を覚悟して12時に到着したが、すでに10人並んでいた。“これは少ない方だ、助かった!” しかし5分経過したが1人しか空かない。10分後に4人出たが・・・、35分立ち放しでやっと着席できた。

 

メニューは <和風> <中華風> <洋風> で12種類あるが、パスタ好きの若い女性向きの定番メニュー(ボロネーゼ、ペペロンチーノ、カルボナーラ、ペスカトーレ他)は一切無い。しかしサイズ(量)は、並(350g)、大盛(550g)、横綱(700g)の3種類が選べる。この店の人気の秘密は、洒落た “イタリアンレストラン” とは一線を画す、炭水化物 “ガッツリ系” のB級グルメ店なのだ。

 

連日300人近いお客さんが来るそうだが、料理人は2人だけだ。調理風景を見ていると、1人はスパゲッティを茹でて油で炒めて作り置きしておく。もう1人は注文を受けて、茹でたスパゲティを片手で掴んで鍋に入れて具材を次々に投入し、塩/醤油/ケチャップ等で味付けして炒める。これを1人前2分ほどで仕上げるから凄い!

 

ここで注文したのは一番人気の「ジャリコ」(並)650円。

 

<和風>には塩味と醤油味があるが、これは2.2mmの太麺に、エビ、肉、しその葉、トマト、生シイタケ、タマネギ、小松菜が入った醤油味。さて一口頂くと、“麺にしっかり味が付いていて美味しい!”  

エビは小振りだが数個入っている。

 

スパゲッティを醤油の味付けで食べるのは初めてだが、“とにかく美味しい!”

「ジャポネ」(Giappone)とは元々イタリア語で「日本」の意味なので、「日本人の味覚に合った味付けを自慢としております」とのこと。“なるほど、ここのメニューには「梅のり」があるが、練梅と海苔が入った日本独自メニューだ!”

野菜もトマト、小松菜がたっぷり入って “シャキシャキ” して美味しい。しその葉、小松菜はスパゲッティの具材としては通常使われないが、<和風>醤油味スパゲッティとしては最適の具材が選ばれている。

 

今回食べたのは「ジャリコ」並(350g)だが、横綱(700g)はこのサイズで900円!(写真はNETから借用)

 

この他にも、「バジリコ」大盛、「明太子」大盛、「ナポリタン」大盛、「梅のり」大盛は、このサイズ。(写真はNETから借用)

 

 

 

”どれも“美味しそう~!” 

 

しかも、TABASCOは350ml入りのデカボトル。通常のペッパーソース瓶(60ml)の6本分ある。粉チーズもプラスチックのデカボトル入りだ。

 

お客さんの多くは大盛を頼んでいたが、800円でお腹一杯になるので “超” 安い。更にメニューにはないが、横綱の上に親方(900g)、理事長(1100g)もあるそうだ。(写真はNETから借用:「ジャリコ」理事長)

 

さて今回の評価だが、味は “大変美味しかった” ので5、量は “並でも大盛サイズだった” ので5、価格は “とにかく安かった” ので5、店の雰囲気は “カウンタ席で待ち時間が長かった” ので3だが、総合評価(4.5)は堂々のAランクでした。

 

ジャポネ - 銀座インズ (ginza-inz.co.jp)