会社への往き帰りで以前から気になっていたが、有楽町京橋口に近い高知県のアンテナショップ “まるごと高知” の2Fにあるレストラン。(東京都中央区銀座1-3-13)

今月は業務が多忙で休日出勤が2日あり、出勤日は21日あったが節約して月末までに約2,000円残した。お店のホームページには「おきゃく」に関する解説があった。

 

高知では酒宴のことを「おきゃく」とよびます。親族の祝い事、仲間同士の宴会、地域に伝わる人祭。昔から土佐人は「おきゃく」を開き、土佐の酒と土佐の料理を囲み、家族のように絆を深めてきました。レストラン「TOSA DINING おきゃく」は、まさに東京の「おきゃく」。訪れた方が高知の酒と料理を堪能し、宴席が笑顔で溢れる空間をご提供いたします。厨房の指揮をとるのは、40年以上にわたり高知の料理を極めた山下裕司。高知の風土、食材、生産者を知り尽くした職人が、満を持して東京で腕を振るいます。

 

ここの “売り” は土佐沖で獲れた新鮮な鮮魚。今回のお目当ては「藁焼きカツオのたたき」(1,400円)。ただし数量限定なので心配・・・。この日は専門学校の授業があったので横浜から電車で来たが(12:45着)、残念ながら「藁焼きカツオのたたき御膳」は既に終了。“えっ、オシマイ? この1ヶ月間せっかく楽しみにしてきたのに・・・残念!” 一瞬どうしようかと思ったが、カツオは入ってないが同じ値段の「高知鮮魚の刺身御膳」を注文した。

 

出てきたのは、カンパチ、タイ、アジの3種類の盛合わせ。

タイは何故か “海援タイです” と説明されたが、”海援隊” と ”タイ” は無関係ではないか? そもそも ”海援隊” は龍馬が長崎で組織した海軍兼商社で、脱藩した土佐藩とは全く関係が無いはず。長崎県人としては、”海援隊” を「高知のタイ」と称したことに憤りを感じた。

それはそうとして、さっそくカンパチからいただいた。 “ん~、これこれ!” 、 “やっぱ、魚は高知も長崎も、旨か~!” 緑色の「たれ」も辛くなく美味しくいただいた。この「たれ」は、高知では誰もが知る調味料「ぬた」(にんにくの葉、味噌、酢を混ぜて作った土佐伝統の不思議な緑のソース)のことで、刺身、特にブリに付けて食べることが多いそうだ。タイもアジも新鮮で美味しい! ご飯が進む、進む・・・。でもちょっと量が少ないか? 刺身は8切なので、あっと云う間に完食。ご馳走様でした!

 

店内は広く、座席の間隔がゆったりしていて高級感がある。

1人で食事する奥様方が何人かいた。また、数人で楽しくおしゃべりしながら食事している初老のご婦人方もいた。どうも常連客のようだ。

ここの夜のディナーメニューは、4,500円、5,500円、6,500円のコース(いずれも数量限定)で、ランチでは1,400円で食べられる「藁焼きカツオのたたき柚子ポン酢」が、夜は1,750円もする。今度は夜に来て、土佐焼酎を飲みながら「カツオのたたき」を是非いただきたい。

 

今回のお店の評価は、味(4)、量(4) 、価格(4)、店の雰囲気(5)で、総合評価(4.25)はBランクでした。