今回の物件情報は意外にも伝説員からだった。
過去に物件を共有した経緯があったので、そのことを気に留めていただいていたのだと思う。一方通行ではなく、このような形でボールを返してくれることはとても嬉しい。
すぐに情報元の業者さんの連絡先を聞き、やりとりを開始した。
まず確認したのが「取引態様」。今回は売主さんが宅建業者で情報元の業者さんが媒介に入っているという状況。
そして売却経緯。聞くと売主さんが転売目的で仕入れをしたが、自社で上手く売却ができなかったようで、業者間にて情報が共有されたとのこと。
このように、物件のスペック以外にざっくりでも取引がどのような経緯でどのような形式で行われるのかを知っておくことは、話を進める上でもとても重要なことだと思っている。
直近でいつ内見できるかどうかを聞くと、明日以降とのこと。すぐに予約をいれ、中は見れないが現場に直行した。
物件は鉄骨4階建て、総タイル張りの全空集合住宅。外観、接道等には問題はなさそうだが、窓から見える内部がかなりの玉砕状態で防水レベルが低いことが伺えた。
また周辺環境にネガティブな要素あり。犬の散歩をしている人や近所の方にヒアリングをしてみてが、その部分は賃料調整で許容できる範囲と判断。
その場で業者さんに連絡を入れ主観的な意見を伝えた。
翌日の業者さん立会いの内見までに丸一日時間があったが、その間、税理士と今回の取引に全く関係のない別の宅建業者と電話で打ち合わせをし、金額を空欄にした買付証明を2部用意して翌日持参した。
つづく