円安

今日米ドルに対しての為替レートが136円を超えてる。海外で生産して国内で販売する輸入品を扱う商売としては、この急激な円安はかなり大きな問題です。しかもどこまで円安が続くのかわからない。現状でも企業物価指数に比べ消費者物価指数が低いので、円安に歯止めがかかったとしても、これからさらにいろんなものの値上がりが広がるでしょう。

小倉商会が始まる前から日本では物価があまり上がらずそれと同時に給料が上がっていくような感覚はあまり感じられなかった。それとは逆に東南アジアでは物価が上がり、当然仕入単価もじわじわとあがってきた。円高に振れていた時はその分を吸収していた。それに収入があまり上がらない中で値段設定をあげないようにと思ってました。

以前やはり海外と仕事をされてる団体の方が話されていたことです。「今は日本のほうが経済的には優位に立っているけど、これから先ずっとこうであるとは言えない。だから立場は対等で仕事をしていくことが大事なんだ。逆転した時も対等に仕事ができるように。」10年以上前の事でその時もそうだよなと思っていたけど、今はより現実的な事だと思ってます。

今夏タイに2年半ぶりに行きます。この出張で今後の仕事についていろいろと考えなければいけないと思っています。果たしてどうするのか？どうできるのか？出張楽しみだけど、ちょっと怖い。

タイ北部チェンマイのマーケット。フレッシュなトナオ（タイの納豆）。