一週間の「お麩、いただきました。」(31):        2023年11月26日~12月2日

 

 

早いもので、2023年もあと一ヶ月! この一週間(2023年11月26日~12月2日)も、お麩じぃはいろいろなお麩をいただきました。

 

★「桜なべ 中江」(東京都台東区日本堤)は、1905年創業の桜肉(馬肉)料理の専門店、地下鉄・三ノ輪駅から徒歩10分くらいのところにあります。東京・吉原に遊郭があった頃からの食文化の伝統を継承していて、建物は有形文化財だそうです。


今回は二人で訪問し、「中江昼膳」をいただきました。桜鍋に3点盛り(馬刺し、馬肉の佃煮、お新香)、玉子、ご飯、味噌汁が付いた一番お手軽なコースですが、馬肉料理を一通り楽しめて、けっこう満腹になりました。鍋のザク(肉に添えて煮る具材)には焼き豆腐、しらたき、しめじ、青菜のほか、小ぶりの観世麩が汁をよく吸い込んでくれました。

https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132401/13003746/

 

中江昼膳

 

★東京都内のスーパーで購入した「京小花麩」(加工:㈱いとふ、原材料:小麦粉、小麦たんぱくなど)を使ってみました。「㈱いとふ」(京都府京都市山科区勧修寺西栗栖野町)は1962年創業のお麩屋さん、醍醐天皇創建の勧修寺の御用達だそうです。このお麩は「お料理の煮汁を良く吸い、ふわっとした食感が特長の飾り麩」とのこと。幅広い料理に使えそうですね。


今回は即席味噌汁(どっさりほうれん草)に入れて、ドラッグストアで購入したおにぎりと一緒にいただきました。5分くらい水戻しして軽く絞ってから入れたところ、彩りもよく、タンパク質強化ができました。



味噌汁+京小花麩

 

★オンラインショップで購入した「京ツト麩」(製造:㈲麩善)を使ってみました。「麩善」(和歌山県伊都郡高野町高野山)は約200年前に創業したお麩屋さんです。高野山にあるたくさんのお寺や宿坊で提供される精進料理には、こちらのお麩が使われているようです。

 

今回は煮物の具材に参加させていただきました。自然解凍して5mmくらいの厚さに切ってから、巾着玉子と一緒に煮たら、けっこう膨らんで大きくなりました。味もよく染みてぷにぷにの食感、美味しくいただきました。

 

巾着玉子+京ツト麩

 

おしるこにも入れていただきました。彩りと食感が良かったです。この京ツト麩の色・形は鳴門巻きにそっくりですね。でも、おしるこに入れた食感は白玉そっくりでした。不思議な感覚ですが、いろいろ使えそうです。

 

おしるこ+京ツト麩

 

★近所のディスカウントストアで購入した「焼き麩」(製造:㈱常陸屋本舗、企画・開発:ドン・キホーテ、原材料:小麦粉、小麦たんぱくなど)を使ってみました。「ドンキのピープルブランド(PB) - 情熱価格」の商品の一つで、情熱ポイントは「きめが細かく煮汁やお出汁をたっぷりふくんでくれる焼き麩」「常備しておくと何かと便利!」とのことです。確かにそうですね。

今回はお吸い物(落とし卵)とスープ(具だくさんコーンチャウダー)一緒にいただきました。そのまま投入しましたが、具材豊かにタンパク質強化できました。

 

㈱常陸屋本舗さん(本社:東京都中央区日本橋小伝馬町)は、お麩じぃの近所のドラッグストアで販売されているお麩の製造元の一つでもあり、茨城県内に工場があるお麩屋さんです。(参照:「お麩の種類(3):お麩屋さんでは①:㈱常陸屋本舗」)

 

お吸い物+焼き麩

 

スープ+焼き麩

 

★オンラインショップで購入した「ラーメン麩」(製造:㈱松尾、原材料:小麦粉、小麦たん白)を使ってみました。棒麩の圧縮スライスだそうです。

今回は、カップ麺(尾道中華そば)に入れていただきました。そのまま2つ乗せただけですが、「圧縮解除」されて大きく丸くなりました。スープをよく吸い込んだお麩がラーメンに入っていないと、なんだか物足りなくなってしまいました。



カップ麺+ラーメン麩

 

★「沖縄料理&泡盛 はいさい! 津田沼店」(千葉県習志野市津田沼)は、津田沼駅前の沖縄料理のお店です。駅のホームからよく見えるので、以前から気になっていました。外観・内装ともかなり古めですが、BGMの新しそうな沖縄音楽、スタッフさんのほどよい気配り接客のお陰で、美味しい食事を楽しめました。


今回は「フーちゃんぷるー」と沖縄そばサラダをいただき、お店お勧めの泡盛(残波プレミアム)の水割りを合わせました。モヤシ、人参、ニラ、鰹節などと卵液を吸い込んだ沖縄車麩を炒めたちゃんぷるー。パスタサラダを沖縄そばバージョンにアレンジ? お通し3種も沖縄食材をうまく使っていて加点ポイント。ほろ酔い、満腹のいい夜でした。

 

フーちゃんぷるー

 

★最近あちこちで目にするようになった鰻の専門チェーン店が船橋駅近くにも開店したので、訪問しました。「鰻の成瀬 船橋店」(千葉県船橋市本町)です。リーズナブルな値段の鰻で、身近に・健康に・美しくというのは結構なことだと思います。


今回は「うな重 松」を頼みました。これまで他店で梅と竹を食べたことがあるのですが、さすがに松は圧倒的なボリュームですね。柔らかくふっくらした鰻で幸せな気持ちになりました。お吸い物にはワカメとミツバ、それに巻き麩2つが入っていて嬉しかったです。

 

うな重 松

 

★近所の百貨店の物産展で購入した「ふまんじゅう」(製造:㈲宮村製麩所、原材料:小麦グルテン、ねりあん、もち粉)をいただきました。2019年4月に続いてのリピートです。「生麩屋だからこそ作れる本物の生麩に甘さ控えめの餡」「笹は新潟の自然豊かな村、朝日村の笹」「笹の香りと生麩独特なもちもちとした食感、上品な甘さの餡が絶妙にマッチした大人のための洗練された麩まんじゅう」とのこと。何度でも食べたくなります。

 

㈲宮村製麩所さん(新潟県新発田市)は1902年創業、新潟県を代表するお麩屋さんです。(参照:「お麩の種類(5):お麩屋さんでは③:㈲宮村製麩所」)

 

ふまんじゅう

 

★近所の百貨店の物産展で購入した「くるみ生麩」(製造:㈲宮村製麩所、原材料:小麦グルテン、もち粉、くるみ)をいただきました。生麩職人さんが「1本1本手作りで作っているこだわりの生麩」「国産もち粉を100%使用し、添加物無添加の安心安全の生麩」「もちっとした生麩独特の食感とくるみの粒感、風味をお楽しみ下さい」とのこと。

 

今回は生麩田楽にしてもらって柚子味噌と摺り胡麻を乗せて食べましたが、もちもち食感がたまりませんでした。

 

くるみ生麩

 

主役にも名脇役にも、お麩ってなかなかやりますね。