5日目

4日目のつづき

泣いている母から只事ではない事は十分に感じていたはずの小学校中学年の頃の私。


浮気相手の女と一緒になりたい父は

それを認めない母や、父の兄姉の話も聞かず

女の家へと入り浸り始めた。

私達の家には帰ってこなくなった。


どのくらいそんな日々が続いていたのだろう。


正直その時の記憶が殆どない。


辛くて記憶から消そうとしていたとかそんな事ではなく、普段から期待のしていない父が家に居なくても特段変わりがなかったからではないだろうか。



父の帰らぬ日々を難なく過ごしていたある日。

その日は突然訪れた。


母と私と妹の三人で

浮気相手の家に乗り込むというのだ。


つづく。