日本は戦後からアメリカや戦勝国側によって精神性、文化、歴史を捻じ曲げられてきました。
日本人は誇りを失っていきました。
その影響は年々深刻になっており、現在は「日本はアジア各国を侵略した悪い事をした国である」という自虐史観がもはや正当な歴史であるかのようになってしまっています。
これは今も日本人の心に暗い影を落とし、「日本は駄目な国、グローバルな価値観が素晴らしい」とした風潮を根付かせ、現在進行中のグレートリセットを推進するような人達を多く生み出してしまった原因となっています。
現在、起こっている様々な問題の根本的な原因もここにあると言っても過言ではありません。
政治や官僚など中枢機関にいる人達の振る舞いを見ていても解るように、彼らは日本人である事の誇りや喜びを失い、日本人でありながら日本を守ろうとしません。
彼らはあくまで自分達の権力と利権のために、日本を売り渡し国民を見捨てていきます。
これからは私達1人1人が日本の心を取り戻していく事が大切だと思います。
私達日本人は本当は誇りある歴史と文化を持っています。
かつて日本がどれだけ平和実現のために力を尽くしてきたかを訴えてくれる人達もいます。
このような話があります。
国連には現在も日本を敵国と定める「敵国条項」が第53条、第77条、第107条に存在しています。
日本とドイツには安保理決議なしにいかなる国際的、軍事的制裁を科す事ができると条文に書いてあるのです。
80年前の第2次世界大戦時に欧州・欧米は国際連盟で日本とドイツを敵国認定して団結して潰そうとしていました。
その時に定められた条項が今も明確な効力を持って条文に存在しているのです。
単に昔の条文が放置されたまま残っているという程度の話ではありません。
なぜなら、多大な国際貢献をしている日本は、国際連盟加盟国のなかで歴代の貢献度が第2位です。(1位はアメリカ)
中国、イギリス、フランスよりも資金的にも人員的にも世界平和のために尽力してきたのが日本です。
これまでの日本の貢献を考えれば当然の事ながら条項を撤廃されても良いはずなのですが、実際は審議すら拒否されている状況です。
しかも、中国は国連の場で尖閣諸島と沖縄を巡る問題に関して、敗戦国の日本が戦勝国である中国の領土を保有しているなど許されないと日本を名指しで批判しています。
中国は国連のなかでは戦勝国として欧州・欧米と同等の立ち位置として扱われています。
なので、尖閣問題に対して敵国条項を適用して国際的制裁を科すべきだと国連に執拗に提案を繰り返しています。
尖閣諸島は日本の正当な領土ですが、国連の場でプロパガンダを繰り返し敵国条項が認定されれば強制的に尖閣を奪い取る事ができます。
実に狡猾なやり方ですが、この中国の非道な行いに明確に意義を唱え日本を擁護してくれる国は欧州・欧米には存在しません。
これが国連という場の実態です。
日本を擁護してくれるのはアジア、中東、アフリカの一部の国々だけです。
しかし、これら日本を擁護してくれる国は日本とアメリカのメディアではテロ思想の危険な国、過激な思想の国、発展途上の遅れた国として紹介される事が多く、日本国民の多くも好意的な感情を抱いていないのが現状です。
解りやすい例が、リビア元首相のムアンマル・アル・カダフィ氏です。
このカダフィ氏は日本で残酷な独裁者で国民を苦しめる悪人として報道されていました。
80年前の日本人は植民地解放や奴隷救出などアジアで立派な行動をしていたのにテレビ・教科書・新聞などによって侵略者に仕立て上げられてしまっていますがそれと同じです。
アメリカ、国連、WHО、ダボス会議らの非道な言動や行動に反対を唱える事のできる人達は往々にしてメディアでは悪人にされてしまう事が多いのです。
この悪しき風潮は戦後から80年経っても変わっていません。
しかし、実際のカダフィ氏はリビアの歴史で最も国民のために尽くした首相としてリビア国民からは大変に感謝されています。
その証拠にカダフィ氏の政策を見ると、医療費、教育費、電気代を無料にしたり(リビア政府が全て負担)、
他にも、無利子でのローン、新婚には新居購入代500万円補助、出産一時金50万円、ガソリン代14円以下を維持、
車の購入代は政府が半分補助、貧困層と失業者には安定した職が見つかるまで国民の平均賃金を保証と次々に国民を幸せにするための政策を実施しています。
これだけでも、国民に寄り添う姿勢をもった人物だった事が解ります。
国民に対する理性と礼節をわきまえ、女性や子供に優しく、石油の利益も平等に国民に分配していました。
これらは現地の人達の証言です。
カダフィ氏がいた時のリビアはとても人道的な国だったのです。
日本の江戸時代にもこのような行動をした人達が沢山いましたが、カダフィ氏はリビアでそれを実践していました。
しかし、それだけリビアと国民を大切に思っていればアメリカ、イギリス、フランスを初めとした欧州各国とは対立します。
なぜならリビアはアフリカ諸国の一国です。
アフリカ諸国は現在もアメリカやフランスから実質的には植民地扱いをされている国が多く、自国の豊富な資源の8割以上を強制的に輸出させられ貧困国ではないのに貧困にさせられている人達が大変多いからです。
日本のメディアが貧しい国、紛争の多い国として紹介している国は大半がこのような裏事情を抱えている国なのです。
カダフィ氏は、そんなアフリカ諸国で搾取の限りを尽くす欧州・欧米(特にアメリカ・フランス)の非道な行動に真っ向から反対できる勇気ある人物でした。
リビアは石油資源が豊富ですが、この石油をアフリカ諸国に提供する事を優先させ、アメリカの資源提供の要求は断り続けていたのです。
迂闊にアメリカやフランスをリビア国内の事業に関わらせてしまうと、やがてはどうなるかが見えていたからです。
アフリカ全土を貧困から立ち直らせるためにアフリカ中央銀行の設立を意図し、石油取引も$以外に変更する事も進めていました。
全ては貧困に苦しむアフリカの人達のためにだったのです。
すると、日本、アメリカ、欧州各国のメディアは突如としてカダフィ氏を悪の独裁者であるかのように報道し、まるで平和を乱す存在であるかのように大バッシング報道をしていくのです。
「リビアは危険な国であるから、カダフィのような悪魔からリビアを救わなければならない」などとプロパガンダを繰り返します。
そして、アメリカは一部のリビア人を買収し国を裏切らせ反政府軍を組織してリビアに送り込みます。
そうして、内戦を起こされたカダフィ氏は潰されてしまいました。
実際に、この時に内戦を仕掛けた反政府軍はなぜかアメリカ製の武器を大量に保有していました。
こういう事なのです。
カダフィ氏が排除された現在のリビアは荒廃し、人々の生活は破壊されたままです。
アメリカはリビアを破壊するだけ破壊して国民の安定的な生活を破壊し救済する事もなく、カダフィ氏を暗殺してさっさと撤退です。
アメリカは、リビア国民のために行動すると言っていたはずですが誰も救ってなどいません。
現在もアメリカは、こういう非道な事を世界中で繰り返し、欧州はその行為を支持し、国連はそんな彼らがトップです。
彼らは白人優位の世界秩序を維持するための連合体ですから、残酷な方法であっても自分達の権力を維持できれば平気で支持するのです。
日本はこのような国連を有難がっています。
現代の日本人は自分達にとって本当に大切な人達は誰なのかが解らなくなっています。
敵国条項を推進している人達に従属し、反対してくれる人達を大切にしない。
日本人でありながら日本を売り渡し、国民を裏切る人達の精神状態はこうなのです。
カダフィ氏はかつての日本人がアジアの奴隷解放のために尽力した姿に似ていると思います。
白人による植民地支配に反対した日本人や、アフリカ支配に反対したカダフィ氏のような正当な思想を持った人達が権力者に潰されていく。
日本人はこのような世界の歪んだ構造を直視し、1人1人が真実に目を向けていかなければいけないと思います。
もちろん過激な行動をするという意味ではなく、私達日本人は本当に大切な事を見誤ってはいけないという事です。
そんなカダフィ氏は2003年のイラク戦争時に日本に対してこのような言葉を残してくれています。
「日本は自分達の意志をもった国とは思えない。
アメリカが駐留し、植民地のようだ。
こんな屈辱的なことが平気でいられるようになってはいけません。
私はこれまでは日本人を困らせたくなかったので、話す事は避けてきた。
だが、最近の日本人のアメリカ追従はあまりにも酷すぎるのではないでしょうか。
どうして日本はアメリカのイラク戦争に加担するのですか?
イラクが日本に何をしたというのでしょうか。
イラクは日本を信頼している親日の国なのですよ。
逆に、今の日本人が大好きなアメリカは日本にもイラクにも数々の非道を繰り返してきました。
そして、アメリカはイラクに無実の罪を被せて多くのイラク国民を虐殺しました。
それなのに日本はどうしてそんなアメリカを支持して援助までするのですか?
イラクの人達は、そんな・・・日本が侵略者(アメリカ)を援助するなんて信じられない。と、涙を流していたのですよ。
あなた方日本人に好意を寄せてくれている人達が泣いているのです。
それで本当に良いのですか?
欧米諸国とは違い、かつての日本は植民地政策や侵略行為をしなかったではないですか。
それどころか多くの植民地を解放し、奴隷になっていた人々を救出してくれたではないですか。
こんな立派な行動をする人達がいたのかと、アジア諸国は心から日本人に感動したと思います。
アジアだけではありません。
アフリカ諸国、中東諸国も日本を称賛しています。
現在の日本は国連でもアメリカの追従ばかりをしている。
もっと自分の意志を持たなければならない。
アメリカは原爆や空襲によってあなた方日本の家族や祖父母、子供達までを大量に殺しました。
そこまでされて本当に平気なのですか?
そのような国となぜ仲良くなれるのでしょうか。
日本人の戦争は本当に侵略だったのでしょうか。
アジア・アフリカ・中東諸国の人達の声を聞いてください。
日本人への感謝の言葉を聞いてください。
日本はアジアと近隣諸国との友好、信頼関係を重視するべきではないでしょうか。
我々リビアも日本との友好関係を望んでいます。
かつてのあなた方は正当な思想を持ち、勇気ある行動をしていた人達でした。
世界にあるべき姿を示してくれました。
それを思い出していただきたい。」と、ありがたい言葉です。
何度かお伝えしているように、かつて欧州・欧米の植民地政策によって虐げられていたアジア・アフリカ・中東の国々は日本を信頼してくれています。
この事を、私達日本人は誇りに思うべきではないでしょうか。
なかには、このような話しを聞いたとしても「でも、戦争の話しでしょ・・・」と冷たい反応や、「すごい人達だなぁ」とボーっとした反応しかできない人が大半になっています。
そこまで、日本人の精神がやられてしまっているのです。
当時の日本人の姿を見ていたアジアの人達のなかには、
「日本には原爆を2回も落とされて深い傷を負わせてしまった。申し訳ない。」と今だに言ってくれます。
このように、沢山の人達が日本に感謝や愛の思いを抱いてくれている尊い歴史という事が解らないのです。
私達日本人は多くの人達から感謝をされているのにです。
この歴史的事実は「興味がある・ない」を超えた話しであり、心から受け止め大切にしなければならないはずです。
ですが、その事を理解せず、感じる事ができない人達が多くいるのが現状です。
これは1人1人が真剣に考えていくべき現代日本の重大な問題ではないでしょうか。
自分が日本人である事の喜びと誇りを失い、自分も、他人も、日本も大切に思えない人達が多くいます。
アメリカ(GHQ)が日本の精神性を破壊し、調和から競争の価値観に社会全体を作り替えた事によって、自分の利益や損得しか考えられない人達が増え、競争や勝ち負けばかりに目がいき、同じく自分の利益しか考えていない権力者の発言に盲目的に従うような信念のない人達が増えてしまいました。
コロナ禍でも、日本の心を捨て去るかのように、社会全体がマスクやワクチン反対・賛成と分断し、差別するような方向に向かっていきました。
競争・支配・管理・搾取・差別、これらによって人が傷ついていく事に無関心な人達が多くいます。
アメリカは、「日本は野蛮で残虐な侵略者」と悪質なプロパガンダを根付かせ、その思想を引き継いだ人達が中枢機関に入り込み、現在も日本人の多くが陥れられています。
私達が気付かないと、これからも日本人の精神性と文化が破壊され汚されていくのです。
いくらアメリカやダボス会議メンバーの言いなりになっても彼らは敵国条項1つさえ撤廃しようとしません。
そして、現在の日本政府はそんな彼らの言う通りの政策を実行し、国民や子供達を平気で犠牲にするような政策を推し進めていきます。
このような酷い仕打ちを受け入れ、自虐史観に染まってしまって本当に良いのでしょうか。
多くの人達は、いまだに競争社会の価値観に依存し、固執しています。
グレートリセット推進を手助けするかのように、権力者に従いながら、その価値観を守ろう守ろうとして人々は疲弊しています。
ですが、そんなものは疲弊してまで守るべきものではありません。
守るべきは私達日本人の文化ではないでしょうか。
日本人とは、世界の人達に愛を示す事のできる存在です。
武士道とは、世界の人達に愛を示す事のできる精神文化です。
それが私達日本人です。
このままグレートリセットのような支配・管理・損得・点数争い・勝ち負けといった冷たく非情な価値観に呑まれてはいけないと私は思います。
今一度、多くの人達に自分が日本人である事の意味を大切に見直していただければと感じます。
日本は、植民地支配が横行していたような時代でも「人種差別や奴隷制度などおかしい」と勇気をもって訴え、心を尽くしました。
だからこそアジアの国々が平和に向かっていきした。
これだけ多くの国の独立に貢献し、他国の人達から感謝を寄せられた歴史を持つのは世界のなかでも日本だけです。
1人1人が日本人らしさを取り戻し、信頼や協力によって社会を回すことができれば日本は立ち直っていけるはずです。
ですから、皆様と共に武道の道を深め、日本の心を伝え合っていければ嬉しく思います。
そして、この社会的混乱を共に乗り越えていければと思っております。
このような時代に皆様とつながれる事を心より感謝しております。
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