昨日に引きつづき、大雄院さんへ。

この日は、漆塗りの竹とんぼに金箔を巻くという会でした。

参加者は、ほとんどが小学生さんです。

大人一人の参加者は私だけでした。

 

数年前、大徳寺近くで工房で金継ぎの初心者のコースに通ったことがあり、

漆を使った蒔絵にはとても心惹かれるのです。

 

講師の先生は京都市立芸術大学の大矢先生、そしてお手伝いされていた

大学院生のお二人です。

 

最初に漆の話の紙芝居がありました。

いつもは亀岡の小学校を周って、膠を使った竹とんぼの蒔絵を

行われておられているそうです。

完成後は、小学校のグランドで竹とんぼを飛ばしておられるとのことでした。

 

まず竹とんぼにシールを貼って模様を作っていきます。

 

 

その上に漆を塗っていき、その後漆をふき取ります。

漆は黒漆と生漆を半々に混ぜてものでした。

 

作成されているところを撮影させていただきました。

 

そして、金箔の切れ端を竹筒に網を張ったものに入れて、筆で落としていきます。

竹筒には金網の荒いもの、細かいものがあり、参加者の希望で選べました。

竹筒と竹とんぼの間は、1cmくらいです。

 

 

真綿で金箔を抑えていきます。

 

 

シールをはがしてて完成です。下の写真は私が作ったものです。

漆を拭くときにシールが剥がれたりと、ちょっと模様が変わっているところも味ですね!

 

 

完成後は、皆さんと一緒に並べて撮影会です。

どの作品もとても素敵でした。

 

 

完成した竹とんぼは持ち帰り、漆が乾くまで湿度がある状態で

1週間くらい置いておきます。

 

持ち帰り用の箱をいただいたのですが、結構気を付けて持ち帰りました。

漆が乾くまで小さなおちょこに、濡れたティッシュを折りたたんで入れて

置いておきました。

 

大雄院さんでは、この他に素敵なワークショップも行われています。