あまちゃん...じゃ...ないっ!!! 3 | ゴモラでございます

ゴモラでございます

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5月3日(金)01:00 群馬県美滝原市 美滝原中学 地下室内プール

鯰チャンが差し出した二本の「ハチマキ」を受け取る。
一本目を広げると例の「北限の海女」...
もう一本は...

彼女が”自筆”で書いたと思(おぼ)しき白地に
赤で「ゴモラの海女」......

僕は、上を向いて自然に眼(まなこ)から湧き上がる
”もの”が溢れないように必死で我慢した...

ゴモラ「鯰」...

彼女は、僕をなんの疑いもなく「信じて」いる!
僕は、彼女の最後の”望み”なのだ!
僕だけの...海女...僕だけの...鯰...

感傷に耽っている暇はない。
なんとしてでも、この”儀式”を成功裏に収めねば
ならない...

彼女は、目を潤ませて、やや、甘えたような口調で言った。
「どちらか...好きな方を...鯰に締めて...」

ゴモラ「分かった、後ろを向け!」
乱暴に僕は、「命令」する。

僕は、彼女の小さい壊れそうな頭を
「ゴモラの海女」の「ハチマキ」で徐々に
「僕の気持ちを込めて」締め上げていく。

彼女は、頬を上気させて、
「ん...くふぅ...」
と軽く呻くように甘い声を洩らす。

ゴモラ「痛くないか?」

鯰ちゃん「...平気...もっと...いいよ...」

ゴモラ「どうだ、ゴモラ色に染め上げられて
いる気分は?」

彼女は俯いたまま、何も話せないでいる。
おそらく、僕が言った言葉も彼女の耳には
届いていないであろう。

締め終わったハチマキに手を添えて
ペタリと座り込み、ハァハァと息も絶え絶えに
佇んでいる。

僕は、海女装束姿の鯰を改めて眺める。

室内の灯りを浴びて、月夜に白く浮き上がる
北国の初雪の如き、その、健康的なふともも
の曲線を目で愛おしくなぞり、
全体的に丸みを帯びた、幼さを残しつつも
”女”としての確実な成長を予感させる
慎ましい、その「ふくらみ」を眼が
破れんばかりに見開き、凝視した。

鯰チャン「ゴモくん...目が...怖いよ」

怯えつつも、そこは、やはり、「乙女の羞恥」の
成せる業(わざ)か。

気崩れた胸元に気づき、いそいそと必死で直す仕草が愛おしい。

ん...何かを着ている?

僕は、彼女に渡した「手順書」に海女装束以外の
着用を固く禁ずると達したはずだった。

彼女は、海女装束の下に僕が指示した以外の
何かを着用しているのた。