残業から彷徨うように家路を辿り
冷たい部屋に転げ込み候。
この部屋にいることさえ、
俺をイラつかせた訳ですが、
寝る前のほんの数時間をパソコンで
過ごせることは、本当に「至福」
の時間であります。
3月は、どこの会社も忙しいと思います。
こうやって家に帰れるだけでも
「有難い」と思わなくてはなりませんね。
会社から「泊まり込み」のひと時で
このブログをご覧の勤労者の方々、
本当にお疲れ様です。
さて、上記は、「撲殺天使ドクロちゃん」
であります。
もう「有名」ですね。
ほとんどのアニメがお好きな方は
ご存知だと思います。
ご存知ないかたもいらっしゃるので
ご紹介差し上げます。
「撲殺天使ドクロちゃん」は、
著者おかゆまさき先生・イラストとりしも
先生によるライトノベルシリーズ。
初出は電撃hpVolume.20(2002年11月10日発行)。
または、これを原作としたアニメであります。
ゴモラは、残念ながらライトノベルは読んでいないのです。
OVAの撲殺天使ドクロちゃん(第1期)と
撲殺天使ドクロちゃん2(第2期)しか見ていません。
昨今では、現実での「暴力性」
の誘発という問題でこの種類の
アニメが自粛、いや、排除
されているようにも
感じます。
撲殺すれば「人」は死亡します。
当たり前のことです。
だれも「現実」に撲殺したりしない。
しかし、ドクロちゃんの世界では
彼女が擬音の呪文を唱えれば
主人公は復活するのです。
撲殺は、ドクロちゃんによる
「愛情表現」であることはOP
でも分かると思います。
ドクロちゃんは、主人公が
「生き返る」ことを前提として
撲殺している。
もし、愛する主人公が
復活しなかったら撲殺をいう
行為はしないのです。
そういう世界観でこのアニメは
存在しているのです。
OVAをご覧になる方に
「暴力性」の誘発がもし、あると
すると仮定すれば、大多数の人が
当然「理性」によって
それを制御するでしょう。
ごくまれにその「理性」のブレーキ
が効かない人、それは
その人自身に大きな問題があり、
その「暴力性」の誘発についても
ただ単に当該OVAの影響が主因であった
と証明できるものはないと思います。
ゲームについても然りです。
危険と称されるアニメやゲームを
全面規制すれば、犯罪は抑制できるの
でしょうか。
今の段階では、アニメとゲームの
暴力性の誘発については、
科学的には何ら証明されて
いない。
(そういう傾向があると
いう根拠もない
非科学的な意見が多数
だと感じています。
ちなみに、学問の世界では、
「暴力的メディアが子供を
暴力的に育てる、
」という「強力効果説」は
認められていません。
クラッパーという社会心理学者
が研究した結果、
暴力映画を見た後に、
その者の願望を
フィクションによって
発散するという
「抑止効果」も見られるため、
実質的に、犯罪を引き起こ
す因子のない者が
犯罪を決意する「直接的原因」
にはならないことが認められてます。
犯罪を決意させる因子は
、環境や遺伝などの、
より複雑な背景が関わっており、
暴力表現が犯罪を直接的に引き起
こしたり、発生件数を増加させる
ことはない、と結論づけています。)
大事なのは「理性」のブレーキの
効かない人の
1回のセンセーショナル
な事件をことさらに取り上げるのでは
なく、感情的な主観要素を排して
根拠なく規制するのではなく、
アニメやゲームを上記の結果に
基づく更なる客観的なおかつ
分析的に科学的に立証されている
ことを一般の方にも我々自身が
彼らに対して積極的に周知、
啓蒙させて
その誤解を「草の根レベル」
解いていかなければ
我々の大好きなアニメとゲームの明るい
未来は
ないと思います。
ゴモラは、「魔女狩り」的に
そういう誤解を受けそうな
アニメをゲームを
「理由もなく」
排する
動きには反対しています。
憲法では、ある表現活動が他人の権利や
自由を侵す結果になる場合を除き
「一切の表現の自由」が保障されている
ことを根底において、上記のアニメ等の
復権を心より願っている次第です。