献血で肌がキレイになった? | ゴモラでございます

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昨日、献血にいって参りました。
思い返せば、18歳の夏に無一文で町中を歩いていてのどの渇きを癒やすために献血ルームにお邪魔したという非常に不純な動機から我が献血人生はスタートしたのですが、現在、献血の回数は、329回であり、
そのことを友達に話すとビックリされます。
実は、1995(平成7)年3月以前の成分献血1回は3回分として、同じく400mL献血1回は2回分とするカウント方法であったため、実回数は、150回程度で献血仲間の中では、まだまだ少ない方です。
「献血スーパーランキング」というサイト
では、回数1,000回、実回数900回越えの方がいらっしゃるようです。
回数を競い合うというのは、献血の本来の趣旨からは外れていると思いますが、自分の目標の回数を設定してそれに向かって頑張るというのも私はいいんじゃないのかなと思っています。
さて、献血に関する不純な動機といえば、都市伝説で
「献血をするとお肌がキレイになる」
というものがあります。
結論から申しますと、半分正解です。
何故なら献血による美肌効果とは、血液を失った際に
カラダが血液を新たに生成しようと働く「造血作用」
によるものだからです。
新しい血液が造られ、体内の血液が入れ替わることで
肌がキレイになるという考え方です。
なぜ、血液が新しくなると肌がキレイになるのか?
不摂生な生活で作られる粘度のある血液「ドロドロ血液」
と呼ばれるものが体内で出来ることがありますが、
一般的に言われるのはこのドロドロ血液を
献血で取り除くために、キレイな新しい血液を生成する
きっかけができるというのが大きいでしょう。
もちろん生活改善で血液はキレイになりますが、
「物理的に血液を抜き取って新しくした方が確実だ」
といった考え方がでてくるのでしょうね。(科学的根拠
まったくない)
血液を新たに生成することで肌がキレイになることは
理解できても、実際に献血に行くと様々な献血方法
で悩んでしまうこともあるのでは?
赤十字社が説明する献血の種類によると・・・
1.400mL献血と200mL献血は、血液中の全ての成分
を献血していただく方法です。
2.成分献血は成分採血装置を使用して血小板や血漿
といった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間
のかかる赤血球は再び体内に戻す方法です。
ですから成分採血は身体への負担も軽く、多くの血漿や
血小板を献血していただける特長があります。
血液を抜くだけで短時間に終了する「400ml献血」
「200ml献血」と、およそ90分ほどの時間を要するが
身体への負担が少ない「成分献血」に分かれています。
自身の身体や献血を頻繁に行いたい人にとっては成分献血
が中心となってしまいがちですが、これは先に書いた
ドロドロ血液の条件である"赤血球"を体内に戻してもらう
献血方法のため、単純に「造血作用を働かせる」
目的だけで考えれば効果が低いものです。
結論の半分正解の部分は、体力的に余裕のある方で
あれば血液を抜くだけの400ml・200ml献血を定期的
に行なっていただいたほうが
「物理的にドロドロ血液を減らしやすく、その造血作用
によって肌等の活性化が期待される」といえます。
ただし、ドロドロ血液を減らしての造血作用が肌の美容
に役立つのか
という科学的実験はなされておらず、科学的立証は、
一切されていません。
あくまでも、それを目的とした方の実践記録において、
「肌がキレイになったような気がする」と仰っておられるだけ
でなんの根拠もない「自己満足」、それが結論の残り半分
です。
皆さん、なぜ「献血」という言葉を使うかご存知でしょうか。
「献血」の語は、日本赤十字社中央血液センター所長の
大林静男博士によって提唱されました。
クリスチャンの彼は、輸血可能血液量とその復活量の関係と
キリスト教会における「什一献金」から発想のきっかけを得た
といいます。
献血は、「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律」
を根拠法令として、真に血液を必要とされている方のため、血
液の安定供給のため、被献血者の真の善意
で行うのが本来の趣
旨です。(それは、十分に理解しているつもりです)
献血の回数を競い合う等や美容としての目的を優先した献血
はお勧めできませんが、あくまでも血液を提供する側の恩恵
として意識していくと安定した血液提供の輪が守られる
のでは
ないでしょうか。

特に、冬場は、献血される方が減り、赤十字社の方も困ってお
られるとのことを伺い、この日記を記すに至りました。

献血をやったことのない方でも、ほんのきっかけの
ひとつとして考えていただければ幸いです。

この駄文を拝読して頂いた貴殿の最寄りの献血施設
におけますの心からの善意を心よりお待ちしております。

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