医療ドラマ枠、お仕事群像劇枠(?)につづき今度はミステリードラマ枠になろうとしている月9。

 

「ミステリと言う勿れ」の次ということもあって期待していたのですが…。個人的には退屈でした。

 

考えられる原因はいくつかあって、(これから偉そうに指摘しますが、あくまで個人的な感想です。笑)

 

1つ目は、脚本。

 

本作が始まる前の唯一の懸念点として、失礼ながら脚本が弱そうだなと思っていたのですが、

 

そもそも複雑で分かりづらそうな内容の原作(?)を、映像化したときに分かりやすく盛り上がるようなかたちに改変できていないため、、

 

とにかく分かりづらい、メリハリがない…。なんというかのっぺりとしたストーリー展開になっていました。

 

「ミステリと言う勿れ」はオリジナル要素が不評でしたが、それでもセリフの多い内容を分かりやすく映像化できていたので、その点は相沢友子さんの脚本が良かったのかなと思うのですが…。

 

金城プロデューサーのドラマは「監察医 朝顔」の根本ノンジさんは良かったのですが、次の「SUPER RICH」は朝顔で脚本協力だった溝井英一デービスさん。そして本作はすぱっちで脚本協力をされていた杉原憲明さんと、失礼ながらどんどん心許ない布陣になっています。

 

そして、2つ目は演出。

 

鈴木雅之監督の演出は個性的で面白かったのですが、本作においては、その個性的なカット割りやカメラワークなどが、むしろ分かりづらさを助長してしまっていて、

 

もう少しアニメーションを使って分かりやすくしたり、劇伴を効果的に使って盛り上げたり(←これは鈴木監督の得意分野だったはずでは??)、工夫してほしかったです。そもそもなんで公式サイトに相関図がなかったのでしょうか?1話終了後に公式ツイッターにあがっていましたが…。

 

原作の内容は次回で解決しそうなので、3話以降はオリジナル展開なのでしょうか。

 

主題歌がなかったのも物足りなかったです。(クラシックミステリーだからでしょうか?クラシックミステリーってなに??)

 

「元彼の遺言状」

主演:綾瀬はるか

原作:「元彼の遺言状」新川帆立

脚本:杉原憲明

演出:鈴木雅之