ほぼネタバレしております・・・。

見た感じ、フジテレビ映画を劇場ではなくNetflix独占配信で流しているといった印象でしたので、もしかしたら来年の年明けに地上波放送とかやるのでは?と思っているのですが、まあヒットするとは限りませんので見れるなら見といて損はないと思います。

 

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序盤の訓練シーン。中江監督の演出にかなり力が入っていて、1作目を上回る作り込まれた映像になっていたのは良かったです。

 

シリーズものでもこういう訓練シーンや風間教官の初授業などお馴染みの展開をきっちり見せてくれるのは良いなと思います。

 

その後の矢代(佐藤勝利さん)のエピソードは風間教官以外の理不尽描写が多く、これじゃない感がずっとあったのですが・・・。

 

ⅠⅡの前編は風間教官vs警察学校に紛れ込んだ犯罪者の心理戦のような展開が中心だったんですけど・・・。この描き方だと教場がヤバいところに見えませんかね・・・?笑

 

あくまで訓練シーンはリアルっぽく(SNSを見ると本当にリアルらしいですが・・・)、そこにヤバい人が大勢紛れ込んでいるのはフィクションみたいなバランスが崩れていかないか心配だったのですが、

 

2つ目のエピソード以降はそのような描写がなくなったので良かったです。

 

2つ目の星谷(齊藤京子さん)の話も全く予想を上回らないオチでしたね。石黒(浦上晟周さん)が想像以上に気持ち悪かったところ以外は・・・。

 

まあ、成績上位を争う二人の関係性と尾行の実習を絡めた風間教官の授業は面白かったです。星谷はその後教場に残りましたから、後編では風間の授業をフィードバックして警察官になる展開になりそうです。

 

あと、毎度ご丁寧に描かれる、おそらく原作にないであろうヤバ生徒の後日談も今回ありましたね。正直、石黒以上にヤバイキャラが過去に大勢いたので、今更違和感はありませんでしたが、改めて気持ち悪さを強調してどうするんだとは思いました・・・。笑

 

(ちなみに、今回の原作は読んでいませんが、これまでの映像化作品では、ベースのストーリーはほぼ原作通りで、生徒同士の会話などが結構脚本の君塚さんのオリジナルだったりするところが多かったので、今回もそうなのかなという予想で書いています。違っていたらすみません。)

 

そういえば、いつも優秀キャラは教壇から見て右後ろでしたが、今回そこに偉そうに座っていた氏原(倉悠貴さん)は違うんですね。笑

 

ただ、今回風間教官が生徒達の個人的な相談を全生徒の前でポロポロ喋りすぎなのは、総じて気になりました。

 

その後一旦縦軸、十崎のエピソードが挟み込まれ過去シリーズのキャストが登場。こういうキャスティングは嬉しいですが、折角配信で視聴率など気にしなくて良いのですから、教場を離れるエピソードは終盤にコンパクトにまとめてくれたほうが見やすかったです。

 

縦軸は一旦終わり、

次の教場での3つ目、若槻(中村蒼さん)のエピソードは結構見応えがありました。

 

交番実習先で暴漢が表れ、その暴漢を若槻が無我夢中で締め上げてしまうという話。彼はニュースでも英雄として紹介され、授業でもお手本を見せるように風間から指示を受けますが・・・、という内容。

 

前編ではじめてグッときかけたエピソードだっただけに、幕切れがあっけない感じではありましたが・・・。

 

3つ目に激ヤバ生徒系じゃないエピソードを持ってくるのは、これまでと少し変化を付けてきていて良かったと思います。後編は映画ですから、早めにこれまでの後編っぽいエピソードを持ってきた形ですね。

 

4つ目の笠原(金子大地さん)のエピソードは、なるほど身体的なハンデもそうですが、指がないのは警察官としてそれ以外のハンデも大きいでしょうし、茨の道な気がしますが・・・。

 

生徒を想うからこそ強く当たる風間の優しさが見えたエピソードでした。

(ところで、マル暴はもうなくなったと相棒で知ったのですが・・・暴力団対策は刑事部に集約されたんだとか。まあ、それはいいです・・・。笑)

 

とにかく今回、訓練シーンが多めにあるのは面白かったです。その代わり生徒達の日常シーンが少なめだった気はしますが・・・。

 

そういえば、今回のストーリーは完全なオムニバス形式でしたね。これまでは複数のエピソードを絡めた作りでしたが、縦軸のエピソードが加わるので教場の話は単純にしたのでしょうか。この判断は良かったと思います。

 

最後に、犯人お前かい!! と思いました。

(光石研さんはとことん報われない役ですね・・・。)

 

 

ちなみに、今回は一見さんお断りスタイルです。(過去シリーズは途中からでも楽しめますが・・・。)

連続ドラマ版「教場0」は見なくても良いかなと思っていましたが、少なくとも縦軸については全て見ないとついていけないやつです・・・。笑

 

個人的な本シリーズの面白かったランキングは

1位「教場」

2位「教場Ⅱ」

3位「お笑いの教場」

4位「教場Reunion」

5位「教場0」※5,6,8話は結構面白いです

 

でした。後編も楽しみです。

 

 

「教場 Reunion」

主演:木村拓哉

原作:長岡弘樹『新・教場』『新・教場2』

脚本:君塚良一

監督:中江功

 

 

エンドロールの最後にクレジットされた西坂瑞城さんは、教場1作目のプロデューサーであり、ガリレオ(2期)ドラマ版やラスト・フレンズの演出を務められたかたです。

「死して償え~疑惑の殺人?人間国宝の闇」1話

脚本:輿水泰弘

監督:橋本一

まず良かったところ。

・特命係と捜一トリオ、甲斐峯秋との絡みでところどころクスッとできたこと

・右京がノリノリで楽しい

・亀山に戻って、はじめてオープニングがカッコいい!(個人的な好み)

 

悪かったところ。

・話がない・・・。(ラスト以外は見なくても成立する)

 

えっと・・・、これ刑事ドラマですよね・・・。まあ、2クールありますから、ちょっと変わり種のエピソードでらしくない始まりかた・・・みたいなのは全然良いんですよ。笑

ただ、話がないってどういうことですか?? 初見時は寝落ちしてしまいました。

 

昨年と一昨年の初回スペシャルはまだ見どころありましたけど、今回はとにかく退屈でした。

 

 

「死して償え~白骨は語る!右京の奇策」2話

脚本:輿水泰弘

監督:橋本一

右京がオリジナルの講談で推理を披露する展開や、死刑廃止を訴える検事総長(余貴美子さん)の企みなど、アイデアは面白かったと思います。

 

終わってみると、1時間くらいのお話なら奇作として結構楽しめたのではないかなと思うのですが・・・。

 

ただ、やっぱり前半の話のなさ、これだけ引っ張った割にこのオチかいというガッカリ感、

眠気と戦うのに必死でした。

 

特に最近の輿水さん(本作のメインライター)の脚本は、遺骨盗難事件しかり、裏木戸トリックしかり、アイデアはユニークですし、一話完結でスパンと終わればそれなりに面白かったかなと思うお話が多いので、

 

今後、輿水脚本でスペシャルをやるときは、長くても10分拡大に留めていただきたいです。

 

編成の都合上仕方ないのかとは思いますが、折角通常回がそこそこのクオリティなのに、肝心の初回を退屈な2週連続スペシャルでお茶を濁すのは勿体ない・・・。とりあえず1話見た視聴者に2話まで見てもらおうという、こざかしい引っ張りはやめましょう。

 

初回がこのクオリティだといくら通常回に面白いエピソードがあっても、長年の視聴者しか見てもらえないですよ・・・。

 

そういえば、角田課長の組織犯罪対策課がなくなったことを相棒で知りました。組対を舞台にした推理小説とかドラマ化しづらくなるじゃないですか・・・。笑

 

 

「警察官B」3話

脚本:徳永富彦

監督:橋本一

メインストーリーはまあそんなものかという感じ…。

 

自販機上の空き缶の推理や黒板のあれこれなど(笑)、徳永脚本らしい(上手いというよりは)独特な視点の話運びは嫌いじゃなかったです。

 

あと、やっぱり創(加藤清史郎さん)繋がりの「警察官A」に続き、可もなく不可もなくな中盤までの展開から、終盤の展開は最高でした。

 

ラストシーンで新たな相棒の誕生を描くのは粋でしたし、ぜひこの二人のスピンオフドラマも見てみたいと思いました。(個人的にはもう少し加藤さんに近い身長の方のほうが、良かった気もしますが…。)

 

でも、冒頭であのシーンを見せちゃうのは、元の脚本にあったのか?演出家の判断なのか?分かりませんが、さすがに勘の悪い私でもオチが読めてしまうので、やめてほしいです…。笑

 

 

「みんな彼女を好きになる」4話

脚本:真野勝成

監督:古川豪

なかなか面白かったです。

ちょっぴり恋愛要素もありつつ、後味は同じく真野脚本の「細かいことが気になる患者」に近く、私好みではありました。

 

襲われた後の右京さんのすっとぼけた感じも面白かった。この方の書く杉下右京はちゃんと性格悪いんですけど、輿水さんとはまた違ったキャラ造形ですよね…。そこがファンの間では賛否あるんだろうなと思うんですけど…。

 

ゲストのかたせ梨乃さんの演技もノリノリでしたし…。笑

 

 

※5話「昭和100年」はタイトルにそそられて楽しみにしていたんですけど、録画を忘れて、TVerも逃してしまったので、未視聴です。

 

 

「ティーロワイヤル」6話

脚本:真野勝成

監督:安養寺工

こちらも面白かったです。

 

生存偽装をする事件師vs特命係という構図で、そこの心理戦はハラハラしつつ楽しむことができました。

 

欲を言えば、ちょっと矢島健一さん演じる犯人側が早い段階から感情出し過ぎじゃないかな…とか、

 

あと、やっぱり上に書いた事件師vs特命係の心理戦をもっと見たかったので、終盤の展開は、あーそっちに行っちゃったか…と思いました。(真野さんの脚本回って人の死が軽くないですか・・・)

 

いや、でも面白かった。相棒24前半戦はこの回が一番満足度高かった気がします。

 

 

「息子」7話

脚本:真野勝成

監督:橋本一

細かいところまでキャラ付けが効いていて良かったと思います。

 

真野さんは今期三本目ですが、悪役の描き方が全体的にチャラいイメージがあるんですけど(笑)、

今期は(?)そこを反転させた、結末が多くて良いなと思います。

 

角田と親しかった詩郎を大西利空さんが演じられていましたが、子役出身の俳優さんを格好よく映すことに定評のある相棒シリーズだけあって、こちらも格好よかったです。(亡くならない話なら、なお良かったんですけどね・・・)

 

あと、暇課長が薬物銃器対策課の課長になってからの(ドラマ内)初仕事も格好よかったです。笑

 

 

「梟は夜に飛ぶ」8話

脚本:光益義幸

監督:古川豪

フクロウ探しのほっこりエピソードから、事件につながる流れはなかなかワクワクするものがありましたが、

 

結末はかなり胸糞な展開でした。

メインゲストが中田喜子さんだから仕方ないかもしれませんが、このエピソードなら、もう少し亡くなった2人の話を描いてほしかったかも…。

 

地味だけど、面白かったと思います。光益さんの脚本回は安定してますね。

もうちょっとこの脚本家さんのしんみりした話が見たいな。

 

 

「カフカの手紙」9話

脚本:瀧本智行

監督:安養寺工

掴みは抜群に良かったです。

 

脚本の瀧本さんは過去と未来、光と影みたいな対比を描くのが上手い方というイメージがあったので、きっとこのカフカさんという老人の半生を追っていく中で、壮絶な?あるいは切なすぎて救われない結末が待っているとか~?と期待していたのですが、膨らみ過ぎて若干肩透かしでした…。笑

 

バブルの投資家から警備員になるまでの生き様を淡々と追って、ラストに報われずに終わるかと思いきや、わずかな救いを持たせて終わるっていうのは、好みの作劇ではあったのですが、

 

途中の、家族の話が引っ掛かりすぎて、イマイチこうグッと感情移入しきれなかったのはあります。

 

あと、割とありがちな結末に落ち着いたのも、何とも…でしたが、

まあ、安定のクオリティではありました。

 

演出も、場面のつながりを意識した見せ方で良かったと思います。

 

 

「フィナーレ」10話(元日スペシャル)

脚本:神森万里江

監督:内片輝

3代目甲斐享のダークナイト事件、捜査一課トリオの仮装など元日スペシャルらしいお祭り要素もちゃんとありつつ(笑)、

 

コナン・ドイル、アガサ・クリスティーなど、推理小説の世界観になぞらえた、和製シャーロック・ホームズを強調したエピソードでした。

 

それでも、杉下右京だけのお話にせず、きちんと亀山を含めた2人の相棒で事件を解決したというオチにしたところは良かったです。

 

あと、いつも余計だな~ここで話が停滞してるな~と思う、仲間由紀恵さん演じる社を含めた上層部のゴタゴタ描写も程よいバランスで絡められていたと思います。

脚本の神森万里江さんは過去に担当されたスペシャル回でもここの絡めかたが上手かったので、今後のスペシャル回もなるべく書いていただきたいです。笑

 

(まあ、今のプロデューサーが「TRICK」のかただから仲間さんも出てくれているんでしょうけど・・・。)

 

肝心のお話も、捜査一課との遭遇や、人形の首が取れるトリックなど、展開が起こってから後出しで説明が入ることが多く分かりづらさはありましたが、(この辺は演出の唐突さもあったかもしれないです・・・。監督の内片さんはハリウッド仕込みの重厚な演出が得意な方なんですけど、その資質があまり活かせていない作品が最近多いですね。)

 

絶海の孤島に聳え立つホテルという舞台設定を序盤で(映像含め)説得力のあるかたちで説明していたこと、ダークナイト事件などのお祭り要素を本筋と上手く絡めていたことなど、それなりに楽しめる内容でした。(終盤の展開のネタ振りですが)右京のキャラ紹介まできっちりやってましたから初見でもそこそこ楽しめる内容だったのではと思います。

 

それでも、本格的にお話が始まるまで18分は遅すぎです・・・。(体感はもっと長かった)

正月気分の視聴者はどんどん離れますよ・・・。まあ、明るい正月バラエティからいきなりスピーディに事件を展開させるとびっくりしちゃうから、最初はメインキャストのユルい会話から始めるという配慮もあるのかもしれませんが・・・。笑

 

あとは、ゲストが段田安則さんや濱田マリさんなど通常回より豪華なキャスティングだったことで、事件の重要人物が分かりやすすぎたのは勿体なかったです。クライマックスまで、各脇役のミスリード的な見せ場をもう少し多めに作ってごまかすことはできなかったのかなと思いました。

 

特に段田さん演じる小説家・章介は、昨年元日スペシャルの高嶋政伸さんみたく、最初は被害者のようにミスリードするとかでも良かったのではないかなと思いました。純粋に予告から期待された段田さんが慌てる演技をほとんど堪能できなかった(笑)のと、最初からくせ者感が出過ぎていてクライマックスで驚けなかったのが残念でした。

 

ボールペンのトリックが強引すぎるとかのツッコミはもうしませんが・・・。笑

 

それでも、終盤の展開、章介と右京のやり取りは緊迫感があって見応えのあるものでした。ラストの畳みかけるような展開には引き込まれてしまいました。

 

最後に美和子やこてまりとのホッコリなやり取りで終わるのはご愛敬ですが、今回はいろんな人物を巻き込んでいるわけですから、章介がホテルを去るところで余韻を持たせて終わってくれた方が良かったかなとは思いました。

 

 

「相棒 season24」

主演:水谷豊

 

 

 

今シーズンについて

 

元日スペシャルで、章介の推理小説が長期シリーズ化して・・・、みたいなメタ要素(?)があって、相棒シリーズをよく研究されている神森脚本らしい内容でしたが、


当の相棒ファンは(私みたいにダークナイトは見ていない中途半端な視聴者は置いておいて)、ほとんどが「まあ、昨年より面白ければね・・・」くらいのテンションになってしまっているので・・・。笑

 

今年もシリーズ完結のアナウンスはなかったので、おそらく来年もやるのでしょう。

寺脇さんが戻ってきたことで、そろそろ終わりかなと思い出演者の高齢化は気にしないようにしていましたが(水谷さんもめちゃくちゃ元気だし)、かれこれ4年経ってますからね。

 

来年はseason25なので、そのタイミングで綺麗に終わるのが理想かな・・・。(毎年この話している気がする。笑)

あわよくば、冠城卒業マジック(?)で初回と最終回以外はめちゃくちゃ面白かったseason20を超えるクオリティは期待したいところです。

なんと1話の感想を書いてました。他の感想書けば良かったな・・・。↓

 

途中からちゃんと見てないので、雑に書きました・・・。

 

「絶対零度~情報犯罪緊急捜査」2~11話

1話 まあ、キャラ付けもストーリーも甘いけど、情報犯罪の恐ろしさを描こうとはしているし、悪くはない

2~7話 そうじゃないんだよな~

8~10話 つまんない…。眠い・・・。

11話 はい~~~???????

 

もう、なんじゃこりゃですよ…。

1話でちょっといいかもみたいな感想書いた自分を殴りたいレベルです。

 

本作がどんなシリーズであるかの説明は省くとして・・・、というかそんなことはどうでもいいとして、

3〜4作目は主要キャストの交代も上手くやってたと思うんですよ。

 

4作目での1,2を無視した大胆な構成も、3作目で一応過去作の目配せをしつつ、新キャストをきっちりたてていたからこそできた力技なわけで・・・。

 

今回の5作目、最初から人物紹介もなく話を進めるのは視聴者を置いていきすぎです。

 

私が1話でちょっと良いかも?と思った、主人公が冷淡な態度で犯人を追い詰める展開や、(「潜入兄妹」ではできていなかった)闇バイトにじわじわとはまっていく恐ろしさの描き方などが、2話以降全くなかったことも残念でした。

 

あと、少し気になったのは山内(横山裕さん)のキャラ設定。

 

今作(5作目)でもアクションシーンがあって、本来なら嬉しいところなのかもしれませんが、3~4作目では何人も相手にガンガンなぎ倒すような強さだったのに、今作は武器を持って襲ってくる相手が多いとはいえ一人相手に負けたり苦戦したりしているのは、やっぱりガッカリというか、スケールダウンというか…。

 

そもそもアクションシーンの系統?が違いますし(3~4作目は素手アクション、今作はナイフアクション?)、これはこれで面白いんですけど、中途半端に過去作の匂わせをしたことで、かえって違いが目立って違和感がありました。

 

終盤だけ長編なのも謎でした。

全然関係ない話ですが、「未満警察 ミッドナイトランナー」を見ていたときに、これ最終回まで1話完結で通してくれていたらB級サスペンスドラマとして結構好きな作品になっていたのに、考察ブームに乗っかって余計なことしちゃったな…、という印象を持ったのを思い出しました。

本作もまだ1話完結なら期待が持てたのに…という感じです。

 

しつこいかもしれませんが、一話完結でも手に余ってるのに長編をやろうなんて無謀なことはやめていただきたい。

 

でも、少しだけ良かったのは最終回。

ラストシーンの大爆破が、話としてしっちゃかめっちゃかなのは置いといて、

これロケも大規模に行って、爆破のCGも結構臨場感があって、場面としては見ごたえがあって好きでした。笑

 

走る沢口さんもかっこいいし、 白本彩奈さんはガチで不気味だし、田中監督の演出もノリノリだし、

トンデモ展開ではありますが、ここまでやり切ってくれていれば、そこまで嫌いじゃなかったりもするので、

 

これが、6か7話のラストシーンで、第2章開幕とかなら結構ワクワクしたかもな~とは思うんですけど…。

 

なんにせよ、構成が意味不明です。

 

とあるフジテレビ批評番組で(多分テレ朝の刑事ドラマはほとんど見ていない)某評論家の方が、「科捜研の女」では見れない走る沢口さんを堪能しています!みたいなことを仰っていたのですが、

 

走る沢口さんくらい科捜研の女でも見れるよ! 榊マリコだって走るよ!!

何なら、シリーズによっては絶叫する榊マリコだって見れるよ!

 

だから、こんなドラマを見る暇があったら、科捜研の女を見ましょう!

 

主演:沢口靖子

脚本:鈴木洋介、市東さやか、阿部凌大、神森万里江、山崎太基

演出:田中亮、城宝秀則、都築淳一、木下高男、河野圭太

 

 

あとがき

 

ちなみに、もし絶対零度シリーズの続編が奇跡的に作られるとしたら、次は原点回帰で未解決事件を扱うんだけど、沢口靖子さんが野心家の政治家の安田顕さんのコネで最新設備を導入した未解決事件捜査班を作って、いろんな捜査のプロフェッショナルが集まって、バンバン未解決事件を解決しまくっちゃう話とかどうですか?

いや、忘れてください。笑

 

と、こんなくだらないことを書いていたら、科捜研の女が終わるというじゃありませんか・・・。

個人的には、最近見たり見なかったリだったので良いのですが・・・。笑

 

テレ朝が最近作っている新作の刑事ドラマたちがどれもあんまりな出来なので・・・。(警視庁なんとかサイダーとか、うんたらかんたら時々ケンジとか・・・。)

 

ちゃんとこれだけ長く続いて(古くささや変なユルさはあるけど)中身もしっかり作り込まれている刑事ドラマのノウハウを捨てるなんてことはやめてほしいですね。

 

海外ドラマのリメイクも良いけど、テレ朝は長年東映と面白いドラマを作っていたのですから、ちゃんと良いところは継承して、新しく魅力的なドラマを作ってほしいです。

(フジテレビのドラマの話をしていたのに、いつの間にかテレ朝への文句になってしまいました)

 

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「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜」1話

初回しか見ていないのに今更感想なんて、申し訳ないのですが…。

シリーズ化も見据えているようなので、一応感想書きます。

 

冒頭からテンポよく物語が進み、相葉雅紀さん演じる主人公のキャラクターが想像以上に面白い印象でした。特に大森南朋さんとのコンビのやり取りは相性が良く、今後もっと見てみたいと感じました。

 

ベテラン勢との絡みも魅力的だっただけに、登場人物が多すぎて一人ひとりの見せ場が薄まってしまっている点は少し惜しかったです。ただ、怯みまくる遠藤憲一さんの芝居は思わず笑ってしまいました。

 

全体として面白い要素は数多く散りばめられているのですが、そもそも企画自体が浮ついていて、結果的にそれらが十分に活かしきれていないようにも感じました。

 

個人的に、長く続いているテレ朝の刑事ドラマシリーズは、「主要登場人物は少なめ」「キャラクター設定がシンプルで覚えやすい」「華や知名度より親近感や個性を重視したキャスティング」「ミステリー部分が意外としっかりしている」といった特徴を満たしている作品が多いと思っています。

 

今回は、自信がないのかあっちもこっちも揃えすぎな気がしました。

 

いや、別に過去作のセオリー通りにしろと言いたいわけではなく、上にの方式にはちゃんと利点があるのです。特に一つ目は…。

 

テレ朝刑事ドラマシリーズの多くは警察たちよりも事件が主役です。

(反対にフジテレビの「踊る大捜査線」「HERO」は刑事/検事が主役です)

 

本作も警察メンバーのやり取りを描いてはいますが、あくまで事件をメインに置いています。

 

その場合、事件をしっかりと描きつつ、主人公の刑事にも個性を出そうとすると、「主要登場人物は少なめ」のほうがまとまりが良いのです。

 

また、長年シリーズを続ける場合必ずしも全話同じかたが脚本を担当できるとはかぎりませんから(5シリーズに渡って「緊急取調室」を手がけた井上由美子さんは例外として)、

登場人物は少ないほうが、脚本家が交代してもキャラの再現性が取りやすいというわけです。(シリーズ化しないのであれば、後者はどうでもいいのですが)

 

また、無いものねだりかもしれませんが、もっと印象に残るメインテーマ曲が欲しかったです。全体の音楽の雰囲気自体は悪くないものの、強く記憶に残る曲がなかったのは残念でした。

 

また、コミカル寄りの作風であれば、映像の質感ももう少し明るめのトーンの方が個人的には好みです。

 

真犯人が判明した直後に記者会見が始まり、慌てて差し替える展開など、内部のゴタゴタをコミカルに描く部分は、脚本の福田靖さんらしさがよく出ていて非常に面白かったです。

 

ただ、それも映像面で十分に活かしきれていないのが惜しく感じました。

どうせなら、「HERO」第2シリーズ1話のように、真相解明後のドタバタをクライマックスに据えた方が、福田さん脚本の面白さがより際立ったのではないかと思います。

 

いっそ全編警察の掛け合いを見せてくれれば、本作のやたら豪華なキャスティングも納得だったのですが…。

 

また、本作の舞台はSSBCの別班という設定のようですが、SSBCとの違いがほとんど描かれておらず、設定が十分に機能していない点も気になりました。

 

ただ、『科捜研の女』や『刑事7人』もリニューアルを重ねながら現在の形に落ち着いていることを考えると、今後のシリーズ化の中で方向性が整理されていく可能性はあると思います。

 

ここまで書いておいてなんですが、初回しか見ていない人の不誠実な感想なので(放置していた下書き、折角書いたので・・・。)、時間があったら2話以降も見てみます・・・。

 

主演:大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒

脚本:福田靖

演出:田村直己