祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
永久不変なモノなどこの世にないと謳われた平家物語の冒頭文。
この語呂といい、言葉のチョイスといい込められた意味の切なさといい恐ろしく良く出来た詩であると思いませんか?
何百年も語り継がれる詩である理由がわかる気がします♪
【祇園精舎】と聴いて【京都】と思い浮かべる方が大半だとおもいますが、実はインド(古代インド)なんですね
さて、『盛者必衰』をペイントのテーマにした僕の夜狐
こんな感じだった頭巾の模様ですが
色も線もイビツで何だか落書き的なところが気になったので
こんな感じで
線をよりシャープに、
より白・灰色・黒を混じり合いつつもわかりやすく(キレイに)
この変化わかるでしょうか?(笑)
昨日まる一日かかってようやくそれなりに理想に近づいて来ました。
(時間かかり過ぎですね)
また、背中の帯に接した扇子の模様にも徐々に模様を書き込んで行ってみました
極小なのでわかりづらいかもですが、【芽吹く梅の木】であります(照れ)
こんな感じで牛歩の如きスピードでありますが毎日の様に筆を片手に夜狐と戯れております
しかし
見れば見るほど、触れれば触れるほど吸い込まれるような造形
こんなにも素敵な作品に自分が筆を入れる事ができるなんて感慨深いものがあります
最近夜狐がなんだか美しさと妖艶さを併せ持った【女性】に見えてきました(笑)
もしかしたらアンジェリーナ・ジョリーは妖狐なのかも知れません………