前々からずっと思ってたし、
このブログでも書いたことあるんだけど、
“左”をキッチリ差し込んで
数ラウンドかけて相手の動きを鈍らせたところに
上下を打ち分けて戦意を喪失させる。
ってな戦い方をしたら
どんな相手でもどうとでもなるのが井上尚弥だって。
もう中谷戦まで何としても負けられないんだから
そういう戦い方を選択して然るべきだったわけで。
で、相手が“MJ”だってのが
この戦い方に“正当性”を持たせたんだろうね。
まあ、間違いなく
終盤でKOを狙いに行けば
たぶんいけたと思うんだよね。
ただ、今日はリスクを徹底排除して
アウトボックスに徹すると決めて
それを完全遂行するだけだったんだろう。
相変わらず“見切り”が早く的確で
MJの距離にさせなかったのが全て。
徐々にMJの打つ手がなくなっていって
結局井上が誘い込まなきゃいけない展開。
ボクシングで古くから言われていること
“左を制する者は世界を制す”を
完全に再現した試合。
ジャブの差し合いで完勝したからこそ
相手は手も足も出なくなる。
この井上に勝てるとすれば
それこそ井上以上の“一発”があるボクサーに限られそう。
技術を吹っ飛ばすほどの強打。
ま、来年の中谷戦が大いに楽しみだ。
今日の試合を観る限り、
井上の技術が上回りそうな気がするけど
階級を上げる中谷の“一発”は脅威だ。
12月のサウジでの試合は
“消化試合”だからこそ怖い。
派手な試合を望まれて
無茶をすると足をすくわれかねない。
ま、その先にある大本命“東京ドーム”までは
慎重の上にも慎重に。
そして中谷を返り討ちにすれば
その先はもう誰とやろうと勝手気まま。
現役で活躍できるのはあと数年。
フェザーに行くのも悪くはないが
ベストのパフォーマンスが見られる場で
美しい試合をやって欲しいけどね。



