『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』広げた風呂敷を一切畳む気のなかった最終回… | オレンジの園に

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2014年3月、某局で放送された
『55スペシャル』で
“モーニング娘。”に目覚める。
基本的に特定メンバーを
偏愛しないと心に決めているが、
“オレンジ”系には目がない。
2015年9月にライブ初参戦。
このブログは
娘。ライフの備忘録である…

 

タロウが記憶を失い去っていく最終回。

 

結局、この世界の諸々については

何一つ解決しないまま終わってしまった。

何やら大団円ならぬ大団縁で評判がいいようなんだけど。

タロウを除く各キャラは

一応ハッピーな感じだけどね。

 

タロウの“使命”が終わり、

記憶をリセットして生き直すってことなんだけど、

果たしてタロウが為すべきこととは何だったのか。

 

ドンブラザーズ自体、固定メンバーじゃないのは

過去の先代鬼とか先代猿で実証済み。

まさか“親分”も固定じゃないとは。

 

この世界では

真のヒーローはこうして代替わりするってのを見せることで

介人のことも同時に説明してるのかね。

ゼンカイジャーの世界からやって来て

一通りの役割を果たした結果が今の介人で、

新しい人生を生きていると。

 

個人的な好みで言うと

こういう計算なしの行き当たりばったり風なのは好きじゃない。

あれだけ風呂敷を広げたら

それを華麗に畳んで欲しい。

こっちが“やられた”と思える伏線回収。

いや、まさかあれが伏線だったのかって展開。

残念ながらこの作品ではね。

 

しかし、

この先脳人はタロウを放置するんだろうかね。

ソノナやソノヤ以上の刺客は

もうあっちの世界にいないのか。

 

って、そういう“辻褄”はどうでもいいんだろうね。

もっぱらタロウの“心情”に寄り添うのが今作。

何も解決しなくてもそれでいいわけだ。

 

やっぱり

往年の少年ジャンプみたいな

強大な敵に立ち向かう

“努力”“友情”“勝利”って王道パターンが観たいね。

きっとそういう作品を際立たせるための超変化球作品。

それがドンブラザーズだったのだろう。

50年近い長い歴史の中では

こんな作品があってもいいのかなぁ…。