俳優田村正和が亡くなった。77歳。
世間で言うところの“二世”ってことだが、
俺くらいの世代だと、
父親の活躍は全然知らない。
(もちろん阪妻の名前くらいは認識しているけど)
田村正和と言えば
真っ先に思い浮かぶのが『古畑任三郎』。
放送でも全話観ているし、
すべてのDVDも所有している。
間違いなく、もっとも好きな刑事ドラマが『古畑任三郎』。
普通のミステリーものとは違って
“倒叙”は珍しい。
刑事コロンボって大メジャーが存在するものだから、
それに真っ向勝負はなかなか大変だ。
『古畑任三郎』における“白眉”は
田村正和の存在だろうね。
基本的に“名探偵”はエキセントリックなもの。
そのエキセントリックさに説得力を持たせたり
あるいは正当性(正統性かもしれない)を持たせるのが
俳優田村正和ではなかったか。
刑事コロンボには
彼を形作る数々のグッズが存在する。
よれよれのコート、安葉巻、プジョー、犬、姿を見せぬ“かみさん”…。
古畑の場合は
オーダーのスーツ、セリーヌの自転車、
その他小物はブランド品等々。
スタイリッシュさがエキセントリックを際立たせて
その天才を補強するって感じか。
個人的には第2シーズンが好きだ。
全体的に面白い回が揃っているが
特に好きなのは明石家さんまが弁護士の回。
明石家さんま=しゃべりすぎた男=語るに落ちる
って図式はお見事。
他にも傑作は山ほどある。
この週末あたり、
“古畑祭り”でも開催して
故人を偲ぶことにしよう。

