http://number.bunshun.jp/articles/-/824297
この度のW杯で、ラグビー人気が大いに盛り上がってるらしい。
かれこれ30年以上ラグビーを見続けているが
人気は常に右肩下がり。
学生時代、釜石が連覇を続け、
同志社が3連覇を達成していた。
成人の日の日本選手権で
晴れ着姿の新成人がスタンドにいるのがお約束。
まだ学生と社会人の差が今ほどなくて
接戦を繰り広げていた。
人気の早明戦(早稲田対明治)は
国立を超満員にしていたし、
元日のサッカー天皇杯決勝より
翌日のラグビー大学選手権準決勝の方が
観客が多いなんてこともあった。
『Number』は今でこそサッカーばかりだが、
昔はラグビーや格闘技、相撲やF1、競馬などを
大々的に特集していたものだ。
今のラグビーはマイナー競技と思われているが、
マスメディアからの人気は不思議と高い。
景気の悪化で企業スポーツが衰退していっても、
ラグビー部は残っている企業も決して少なくないのは
経営者層にとっての人気スポーツって認識からかもしれない。
W杯で復活したラグビー人気だが、凋落のきっかけもまたW杯だった。
20年前のW杯。日本対ニュージーランド17対145。
この惨劇と言っていい惨めなスコア。
“ブルームフォンテーンの悲劇”と呼ばれるこの一戦。
今よりよっぽど知名度の高いスター選手、平尾誠二や吉田義人、堀越正巳や元木由記雄
これらの選手がいながらの全敗が
この先長きに渡るラグビー人気の低迷のスタートだった。
大学では80年代から伝統校以外(関東学院・大東文化)の台頭が始まり
今では帝京が6連覇を達成。
これもオールドファンは切歯扼腕していることだろう。
近年の大学ラグビー人気低迷も
早慶明の弱さに起因するのではないか。
社会人ではトップリーグが発足して
今では外国の代表選手が参加するようになっている。
当然競技レベルは高い。
だが、残念ながら観客動員は決して多くない。
1試合平均5,000人に満たないほどだ。
世界的に見てもまさに“トップ”を争うリーグだというのに
実にもったいない話だ。
今回の人気で、
代表選手が帰っていく各クラブにも注目が集まることだろう。
W杯のスケジュールのために、
短期間のリーグ戦になるが
競った面白い試合がますます増えるだろう。
19年のW杯日本開催のスタートは
この秋からと言っていい。
せっかく火がついたこの人気を維持発展させて
ホスト国として恥ずかしくない試合と観客動員を。
