引退表明の亀田興毅に思うこと | オレンジの園に

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2014年3月、某局で放送された
『55スペシャル』で
“モーニング娘。”に目覚める。
基本的に特定メンバーを
偏愛しないと心に決めているが、
“オレンジ”系には目がない。
2015年9月にライブ初参戦。
このブログは
娘。ライフの備忘録である…




本当に今回の試合を引退試合と決めていたかは
本人しかわからないことだが、
ボクサーとしての亀田興毅は限界だったのだろう。


勝負は2ラウンドについた。
明らかに効いていたボディ攻撃だったが、
ローブローが混ざったために反則扱い。
そこからインターバルを置いて快復した王者が
亀田のアゴを撃ち抜いた。


昔からアゴが弱い、打たれ弱いと言われてきた亀田。
その後のボディ攻撃が2度も減点されて
いよいよ攻め手を失う。


顔をもっとも力の入る距離で打たれることを嫌った亀田は
接近戦を試みるが、
パンチが効かないのは亀田も同じこと。
何発か当ててみても王者にはダメージが少ない。


弱いのはアゴばかりではなく
精神的な部分も同様だ。
やたらと文句をつけてはレフリーにアピール。
これではジャッジの心証も悪くなるだろう。


結果は3-0の判定負け。
たぶんこの階級で1番弱い王者に
完敗したのだから、もう将来の展望も開けないと悟っての引退だろう。


亀田興毅はまったくボクサー向きな男じゃなかった。
周りに踊らされて、担がれて
この道を歩んでしまったけど、
その言動とは裏腹に、気弱だったがために
親の期待から逃れられなかったのだろう。


日本ボクシングの長い歴史にあって
3階級制覇の偉業は称えられるべきものだ。
だが、ビッグマウスや大柄な態度とはまったく異なる
過保護とも言えるマッチメイクや試合内容で
メディアによって無理矢理作られた虚像の人気は
あっという間に地に堕ちた。
やがて国内で試合することも叶わず、
追われるように海外へ拠点を移した。


亀田3兄弟はボクシングの本場アメリカで
全員揃って負け続けた。
もう現地のプロモーターも
この兄弟に賭けることはないだろう。


亀田3兄弟の長兄として
この先できることは
亀田ジムの再興だろう。
元世界王者が会長となれば、
協会としてこれを押し留めることはできまい。
そうして弟2人を日本のリングに立てるようにすることこそ
長兄の最大の責務のはずだ。
だが、形が整ったところで、
彼らを支援してくれるテレビ局が表れるかは微妙だろう。


現在、日本には山ほど世界王者がいる。
その中でも内山や山中、井上といった
実力派のボクサーが覇を競っている。
もはや亀田3兄弟はもとより、
同じTBS王者の井岡の賞味期限も怪しくなってきた。
果たして亀田興毅は
この先どんな道を歩むのだろうか。