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からの
「理美容師の故障を無くす」No. 10

正直
今回のネタは
ブログに書いて良いのか
ず~っと迷ってた
業界の伝統をブチ壊しすぎる
衝撃的な内容ですが
やっぱり
鋏を使うという所が
この仕事の核心部ですし
あえてこれを書くことで
誰かしらの
何かの参考になればと思うので
勇気をふりしぼりながら
今僕は
てて手を震わせながら
かかか書いてイキましゅるる!!
では、
No. 4で書いた
人それぞれ体の構造が違うという話の
続きです!!
もっかいおさらいすると
コップを持つ時
こう持つ人もいれば

無意識に
こう持つ人もいるという話です!

これはあくまで分かりやすい例なので
他にもありますが
どれが良いとかは無くて
人それぞれ
生まれ持った身体の構造が
もともと違うので
全身もしくは部分的な腕などの
重心や軸の位置関係により
無意識に自然とそうなってしまう
その持ち方が
その人にとっての
最もしっくりした
持ち方になります!
野球やゴルフなどのスポーツでは
トップレベルのアスリートはもちろん
アマチュアの選手でさえも
その人に合った握り方で
同じタイプの人がコーチに着く
というのが
今や普通になってきてるそうですが
しかし今だに
理美容師は全員
鋏をこう持てと
教えられていますよね!?

※薬指と親指を穴に入れてます。
これがしっくりこない人は
この持ち方に慣れるまで
かなりの反復練習を必要とします!
けど人によっては
こう持った方がやりやすくないですか?

※中指と親指を穴に入れてます。
なぜ理美容師は
持ち方を統一されているのか!?
業界史上最初に先生と呼ばれた人か
最初に鋏を作った人が
たまたま薬指のタイプだっただけ
なのでは?
ただその時は
それまで存在しなかった
髪を切りやすい鋏の大発明
だったんだと思いますが
…というのは単なる
僕の勝手な想像でしかないので、笑
今それよりも重要な事は
現代のスポーツ理論から見ると
無理のないその人に合った
道具の握り方をした方が
簡単かつ正確に
鋏を操作できるので
最高のパフォーマンスが
最小の労力で出せ
ハードワークを続けても
疲れが蓄積しにくく
故障もしにくいということです!!
人間の手の動きは
全身と連動しているので
その人にとって
不自然な手の使い方をしていると
手の腱鞘炎はもちろん
首や肩や腰の故障にも繋がります!!
手を使うスポーツを
かなり真剣にやったことがある人なら
なんとなく分かると思います。
では
理美容師の鋏の持ち方を
教わる前
子供の頃の工作の時など
みんな鋏をどう持っていましたか?
僕自身も既に
薬指持ちに慣れてしまっているので
試しに
利き腕じゃない方の手で
普通の鋏を持ってみると

ぎこちないがゆえに

何も考えずにそう持ってた
もともと自分にとって
最も自然な鋏の持ち方を
再確認できますね!
まあ先輩たちは
それが今現在慣れている持ち方なら
無理に戻す必要は無いですが
これからの若手に対しては
持ちにくい持ち方に無理矢理
強制しようとせず
「もしやりにくければ
やりやすい持ち方でもいいよ~」
というスタンスがあっても
良いのではないでしょうか!
ぶっちゃけ
どんな持ち方をしようが
結果ちゃんと切れてれば
イイわけですし
無駄な練習もなくなります!
なんなら
やりやすい方法から入って
壁にぶつかったら修正していく
というのもアリでしょう!
但し
そうなると逆に
いくつかの問題点も出てきます。
まず鋏は
薬指で持つ前提で
バランスを調整して作られてるので
中指を軸に持つと
安定が悪くなる可能性があります!
(料理の世界では
それぞれの人が持ちやすい指で握る包丁が
既にあるらしいです。)
あと
鋏の持ち方が変わると
他の部分も
持ち方に連動して
変わってしまう可能性があり
例えば
鋏と櫛を片手で同時に持つ
このカット法を使う場合も

薬指を穴に入れてるからこそ
フリーになっている中指と小指で
櫛を持てるんですが
これが中指を穴に入れると
フリーではなくなるので
こんな感じになり…

あっ…
こっちの方が持ちやすッ!!
ではまた!
→続き