『バイオハザード』というゲームをご存知でしょうか?
そう、言わずと知れたゾンビゲームの金字塔です。
知らない方の為に簡単に説明すると、『謎を解きながら、ゾンビがいる館から脱出するゲーム』です。
この『ゾンビのいる館』っていう所が肝。
廊下に立っていたり、ドアの向こうにいたりと、とても邪魔です。
ということで、今回の話は『邪魔な位置にいるゾンビ』について。
自分が務めている部屋は、運ばれてきた機械を修理する為の部屋なのですが、なんせ狭い。
12畳ぐらいしかありません。(部品棚やロッカーがあるので、実際には8~9畳ぐらいしかありません)
そこに4人が入り、機械を分解したり、溶接したり、洗浄したりするワケです。
はっきり言って狭いです。機械の側板を外して置いたりすると、もういっぱいいっぱいです。
そんな中、ゾンビは常に邪魔な場所にいます。
出入り口を使いたい時にドアの前に作業机を置いて作業していたり、部品が欲しい時に部品棚の前で作業していたり、洗浄したい時に流しの前で溶接していたり・・・つまり『作業したい場所に常に前もっています』。
この才能だけは感心します。
・・・全く役に立たないけど。
そして、その邪魔な所にいるまま、こっちが作業したり通ろうとするとどうするか?
1~2cmぐらい机を動かしてくれます。
こちらとしては全く意味が無い行動なのですが、ゾンビの頭の中では違います。
『邪魔にならないようにどく』のが普通の考え方なのですが、ゾンビは『どかした』という点だけを考えます。
もし「そんな1センチ2センチじゃ意味ないだろ?どかせよ!」とでも言えば、ゾンビは「どかしただろ!!」と答えるはずです。
つまりゾンビには『どかした(移動した)』という『1』か『どかさなかった(移動させなかった)』という『0』しかないのです。
自分で考える事が出来ないので、『本当に必要な事』が解らないのです。
普通の人なら少し考えるか、もしくは長年の経験で、どの位置が邪魔にならないか解ると思いますが、自分で正しいのかどうか解らないので、『他人に指示されるまで何処にも行けない』のです。
まあ、たまには考えてくれますが、その場合99%間違った位置に行きます。(ごくまれに良い場所に行く事もあります)
とても邪魔なので、結局指示してやらなければなりませんが、『その時指示した位置はその時の邪魔にならない場所』であって、もちろん時間の経過や周りの作業の進み具合によって邪魔にならない位置は変わってきます。
それでもゾンビはその位置にいます。
『新しい指示があるまで、自分で考えて移動する事が出来ない』からです。
そしてまた邪魔になると、どかす為に指示されるので、段々苛立って来ます。
こちらもそんな面倒な指示をいちいちさせられて苛立ってくるので、とても不快になります。
でも、ゾンビに何を言った所で理解出来ない(これはまた後で書きますね。)ので、我慢しなければなりません。
何故なら、ゾンビはそれを狙っているからです。
『こっちは何もしていないのに、怒ったお前が悪い』
という建て前が欲しいからです。
『何もしない事が、社会人として一番悪い』ということを考えられないのです。