TODAY'S
 
テルマエロマエ

阿部寛さんと上戸彩さん、

そして顔の濃い役者さん達のコメディ映画です。


 演技

コメディの時の阿部寛さんは振り切ってますよねw

TRICKもしかり。

今回もしっかり振り切った演技でさすがの存在感。

阿部寛さんじゃなきゃ作れなかったんじゃないかなと思うくらい他の人にはできない感じがしました。


上戸彩さんに関しては上手なんですけど、

今回に限ってはハマってなかった気がします。

あの役はあまり存在感を強く演じるべきではない

と思いまして。

上戸彩さんの存在感だと強すぎた気が

方言に関してもそこまで上手じゃないゆえ

余計に異物感が

ただ、阿部寛さんの存在感に負けない為には

必要だったのかな

天ぷらを家系ラーメンに入れたみたいな

ギトギト感がw


その点TRICKの仲間由紀恵さんは

やはりうどんとか蕎麦でしたね。

存在感はあるけど主張は強くないみたいな。


脇役陣の方々も上手い人しかおらず、

しっかりコントができる人ばかりだったので

安心感のある笑いでしたw


 ストーリー

原作漫画描いた人凄いですね。

なんと言う発想。

古代ローマと日本の唯一と言えるくらいの

共通点である公衆浴場、お風呂という文化。

そのたった一つの共通点で全く遠いものを

結びつけるという発想力。感服です。

日本人だと気にしない、当たり前になっている

風呂やトイレなどに関するこだわりを

改めて気づかせてくれます。


 演出

話の展開のテンポ、

合間に入るわけのわからないオペラ歌手のシーン、現代に来る時の阿部寛さんの全裸シーン。

どれを取っても面白いです。

そのシーンシーンに合わせた撮り方など

工夫しているのがわかります。


 まとめ

日本のコメディ映画で

デトロイトメタルシティ以来のヒットだったのを

覚えています。


三谷幸喜さんの

喜劇のような

チャップリンのようなコメディも好きですが、

飛び抜けた演技や演出で笑わせてくれる

映画の方が好きです。

たぶんこの流れで2も観てしまうんだろうなw


ちなみにいろいろネット見てたら、

原作者さんには原作使用料100万円だけだそうで。

当時それをテレビで言ってしまって

問題になったみたいですね。

個人的には、

歩合だと原作者さんにもお金が入って、

たくさん映画作られそうなので

もうちょい金額上げてあげてほしいなぁ。

テルマエロマエの興行収入

58億円?とかですからね。

もうちょいあげても良いんでは?と思いました。

スイマセン。こぼれ話でした




 TODAY'S
 
カクテル

トムクルーズの名作映画です!

何せトムクルーズがカッコいい!

今のトムクルーズとはやはりちょっと違いますね。

若さが溢れて真っ直ぐなイメージです。


 ストーリー

成り上がってお金をたくさん稼ぐ人生が

幸せなのか?

それとも大事な人と歩む人生が幸せなのか?


若いトムクルーズが

バーテンダーとしての成功と

大事な人との生活という

二つの生き方の間でもがくという内容。


バーテンダーのノウハウを教えてくれた先輩は

バーテンダーとして成功し、

かつお金持ちの奥さんをもらって逆玉の輿。


その人の人生との比較が行われる事で

余計テーマが印象的になります。


 演出

バーテンダーとしてのテクニックは

どうも下手に見えてしまった。

ただし、とにかくカッコよく撮れている。

そういう意味ではメチャクチャ上手でした。


演出が良いからこそトムクルーズが際立つ。

特に表情を抑えるカメラワークは

なかなか良いと思います。


 感想

ミッションインポッシブルくらいからの

トムクルーズは

変な話どれも一緒に見えるくらいで、

とにかくトムクルーズのプロモーションビデオの

ような撮り方が多いと思います。


しかしながらカクテルに関しては

トムクルーズのプロモーションビデオ感はなく、

作品、脚本などの主張を

しっかりと感じる事ができました。

トムクルーズのカッコよさが前面に出る作品も

もちろん好きですが、

この作品のような良さも好きです。

まだトップガンも見た事ないんだよなぁ




 TODAY'S
 
トゥーヤングトゥーダイ

神木隆之介くんと長瀬くんのコメディ映画

そこに宮藤官九郎ですからね。

池袋ウエストゲートパーク、

タイガー&ドラゴンなど

クドカン✖️長瀬智也は鉄板!

個人的にBest3に入るTVドラマが

池袋ウエストゲートパークだったりします。


 演出

セットに関して、

あまりリアリティなく仕上げてる点が

コメディを知ってますよね。

コント感満載で大好きな世界観です。

リアリティ出しすぎるとグロくなってしまったり、笑えなくなってしまいます。

そのあたりは、

絶妙に必要な設定だけわかる符号に留めている。

さすがの演出ですね。


 演技

まぁ神木隆之介と長瀬智也ですからね。

文句つける方が難しい。

コメディ✖️イケメンで1番は絶対長瀬智也ですね。

ホントメチャクチャ上手い。

「マザファッカー」って度々叫ぶんだけども、

絶妙な面白さなんですw

絶妙に声高ぇしw

ここまで変な演技が似合う

イケメン役者いますかね?山田孝之くんくらい?


神木隆之介くんは

声だけでも演技できる力があります。

動物にアテレコしてるシーンが多々あるんですが

これがまた上手い!


あとは地味に清野菜名さんが上手かったです。

顔の表情を振り切るあたり、

普通の女優さんにはできない感じがします。


逆にヒロイン役の森川葵さんの演技は

目立たなかったですね。

役柄自体がそういうものなので

ちょっと勿体無いなぁ

かと言って全員が目立ったら

バランス悪いですから

ちゃんとそこでの役割を満たしているんでしょうね


 脚本

ちゃんと仏教の地獄を基礎にした

設定にしてあります。

コメディなのにしっかりとした設定があるのは

さすがクドカンと言ったところですね。

最終的なオチとしては哲学入ってて、

私はとても好きなオチでした。


 まとめ

コメディで

基本笑わせるという演出や演技の中に

しっかりとした芯が通っているような

不思議な映画です。

笑いに寄りすぎれば大事なことが霞んでいくし

大事なことに寄りすぎれば笑いにくくなる。

この絶妙なバランスを保った良い映画です。