昨日22日に小消協の学習会を開催しました。

イメージ 2

 今回の学習会には非常に大きな意味がありました。

 一つは、今年度に入り、なかなか開催できなかった学習会でしたので、協議会としても新たな決意と今一度、小消協の協議会活動の原点に帰るという思いがありました。

 また、同じ想いを持った協議会同志の友情を深め、相互に高めあうことが目的で、今回の学習会は、全国消防職員協議会でユース部の代表を務め、様々な問題に身体で体当たりし、問題を解決してきた、座間市消防職員協議会で救急救命士の成吉丈さんを講師にお招きして開催しました。


 今回の学習会は「消防職場におけるLGBT」についてです。

イメージ 3

 今回の学習会には、近隣の未組織消防本部の方々もご参加いただけました。

 LGBTは、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)男性同性愛者(ゲイ、Gay)両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)トランスジェンダー(Transgender)の各単語の頭文字を組み合わせた言葉です。

 我々が助けなければならない要救助者や傷病者の中には、このLGBTで悩む方々もいらっしゃいます。

イメージ 4

 また、消防職場の中にも、自分がLGBTに該当するとして、打ち明けられず悩んでいる方々もいらっしゃいます。

 これから、消防の門を叩いてくる若者たちが、消防という仕事に大きな憧れを頂いて大きな夢を背負ってこの門をくぐるのに、このLGBTも大きな足枷となっていることもお聞きしました。

 成吉さんの講義は非常に分かり易い講義で、私たちの疑問をどんどん講義の中で解決していきます。

イメージ 5

 昨今、生まれながらの性別にとらわれない性別のあり方が見直され、世界中で同性間の結婚や、結婚と同様の権利を認める動きが活発化してきています。

 成吉さんの講義によると、現在、日本のLGBTの割合は8%が当事者だそうです

 これは日本人における左利き、AB型の人と同じ割合だそうです。

 成吉さんは実際にLGBTに悩む消防職員とお話をし、消防本部としての対応にも深く関わって活動をしてきたそうです。

 成吉さんの講義は、今回参加した小消協会員と近隣消防本部の方たちの、消防人としてだけではなく、行政マンとしての資質を高めたことは言うまでもありません。

 座間市消防職員協議会と小田原市消防職員協議会の友情が実現させた素晴らしい学習会でした!


 また、成吉さんは、このLGBTに関し悩んでいる方や、消防本部などがあれば、全国どこへでも講演に駆けつけてくれるそうです。

イメージ 1

 講義終了後は、懇親会を開催し、また深く多くを語り合い、絆を深めました。

 小消協会長も、講義を受けた後ということもあり、挨拶に熱が入ります!

イメージ 6

 ゆっくり時間が流れる、最高の懇親会となりました!

 

 さて、小消協から本日は少々お知らせがあります。

 すでに小田原市の防災無線でも広報をおこなっていますが、今年に入り小田原市消防管内では、多くの火災が発生しており、多くの方が火災により亡くなっています。

 異常事態ともいえる火災の発生率に、消防本部としても対応をしているところですが、小消協でもブログやSNSを活用し、少しでも皆様の火災予防のお力になれればと思っています。

 そこで、今回は火災予防の具体的な方法についてご紹介したいと思います

イメージ 7

 火災の発生は、ほんの不注意から発生するものがほとんどです。気づいた時には手に負えないほどの大きな火災となってしまい、自分だけではなく周りを巻き込んでしまいます。

 多い出火原因ごとにその対策方法をご紹介したいと思います。

①ガスコンロによる出火

イメージ 8

 ガスコンロは日常の生活には欠かせないものです。しかしながら、現在小田原市で発生している火災の出火原因の上位を占めており、そのほとんどは使用者の不注意により発生しています。

 ほとんどは調理中に、電話かかってきたり来訪者への応対などによって、その場を離れてしまったことが原因です。

 すぐ戻るつもりでいても、かかってきた電話やお客さんとのお話がついつい長くなってしまうと、コンロ鍋から着火します。

 鍋の大きさや油量にもよりますが、約300ミリリットルの油であれば約10分でてんぷら油そのものが発火する恐れがあります。

 また、調理中に居眠りをしてしまったり、煮物やお湯を沸かしたままで鍋の中の食材や水分が蒸発して過炊きや空炊きの状態になる事故が発生しています。

(予防方法)
 調理中は、その場を絶対離れない!

 もし、その場を離れるときは調理中のものは鍋の外に出し、必ず火を消してください。

 コンロやその周りはいつもきれいにしてください!

 油汚れをそのままにしておくと、コンロの火が燃え移る危険性があります。
 特にグリル内に肉や魚の油が溜まったままでは危険ですので、コンロやその周りはいつもきれいに掃除しておいてください。

 住宅用火災警報器の設置

 小田原市の火災予防条例は台所の設置は努力義務となっておりますが、住宅用火災警報器は、てんぷら油や鍋の空炊きなどの熱や煙をいち早く感知し、警報音声などで火事を知らせてくれます。
 その場を離れていた住人や近所の人が警報音などに気付いて、ぼや程度でおさまった事例が多く報告されています。


②たばこによる火災

イメージ 9

 一口にたばこ火災と言っても,出火に至る要因は様々です。 

 たばこの中でも多いのが、たばこの火種が布団や座布団などに落下したことにより出火したものや、たばこの吸い殻をそのままゴミ箱に捨て出火にいたってしまうなどの火災です。
 特に布団や座布団に火種が落ちると、布団や紙くず等の着火物が無炎燃焼を続け、ある程度燃えこんだ後、空気の流動等の周囲の条件によって有炎となり一気に燃え上がります。この無炎燃焼は科学的には「くん焼」といわれています。

(予防方法)

 たばこを捨てる際には、水をかける

 一見して消えたと思っても、熱が残り再び火が付くことがあります。たばこの吸い殻を捨てるときは、面倒でも一度水をかけて完全に鎮火をしましょう。

 防炎品を使用する

 布団、シーツ等の寝具類やパジャマ等の衣類は防炎品を使用することで火災を防げます。
 また、もし万が一、火種が布団や座布団に落ちてしまった場合は、無煙燃焼を続けている可能性がありますので、中にしみこむまで水をかけ、確実に消すようにしてください。 時間をおいてから、完全に消えたかどうかを再確認しましょう。

 寝床、コタツの近くに灰皿等を置かない

 寝たばこによる火災も相次いでいます。寝る気が無くても、疲れていればウトウトしてしまうこともあります。寝てしまう可能性があるところで喫煙を避けることで寝たばこは防げます。


③コンセントからの出火

イメージ 10

 知らない間に出火していることが多いコンセントによる火災は、トラッキング火災
と言います。
 コンセントにプラグを差し込んだままにしたところにホコリが溜まり、電流が流れて発電・発火するというものです。
 原因となるコンセントは家中にあること、特に冷蔵庫やベッドなど大型家電・家具の後ろにあるコンセントにはなかなか目が届かないこと、溜まったホコリが原因で「知らず知らずのうちに火災の原因となってしまう」ところがトラッキング火災の怖いところです。

(予防方法)

 定期的にコンセント周りの掃除をし、ホコリを取り除く

 火災の原因となる埃を取り除くことでトラッキング火災は防げます。

 使用しないときはなるべくプラグを抜くようにする

 コンセントにプラグが入っていなければ、火災の原因にはなりません。使わない時はマメにコンセントを抜き、火災予防と同時に節電をしましょう。

 プラグを抜くときはプラグ本体を持ち、差し込むときは奥までしっかり差し込む

 コンセントとプラグとの隙間に徐々にほこりが溜まり、そのほこりが湿気を帯びることによってプラク両極間で火花放電が繰り返されます。
 そして、絶縁状態が悪くなり、プラグ両極間に電気が流れて発熱し、ついには発火するので、コンセントはしっかりと差し込みましょう!


④放火による火災

イメージ 11

 家の中の火災予防に気を付けていても、放火をされてしまって尊い人命が失われてしまうこともあります。
 しかしながら、第三者の悪意により火を付けられてしまうのを防ぐには、ずっと警戒しなければならないというわけでもありません。

(予防方法)

 家の前、目立たないところに燃えるものを置かない

 家の外に出してある不用品、 古新聞紙などに放火されるケースが後を絶ちません。翌日がゴミの日だからと、ゴミなどを家の前にだしておいてしまうと、そこに放火されてしまうこともあります。
 また塀の内側などが安全のように思えますが、ブロック塀などにより、内部に侵入した者を隠してしまうこともあります。

 洗濯物はちゃんととり込もう

  ベランダに干してある洗濯物に放火されるケースがあります。不在時や夜間は洗濯物は中にとり込みましょう。

 防炎品を使用しよう

 車やオートバイ、自転車のボディカバーに防炎品を使うことで放火から愛車を守ることも出来ます。

⓹収れん火災

イメージ 12

 近年急増しているのが、「収れん火災」と呼ばれるものです。 収れん火災というのは、太陽の光が虫眼鏡のような凸レンズを通過して一点に集中し、可燃物などを発火させることで起こる火災です。凸レンズだけでなく、光を反射する凹レンズが原因でも起こるそうです。 

 この収れん火災も注意が必要です。車のフロントガラスに貼り付けられた「透明な吸盤」が太陽光を収束させて発火した、「ステンレスボウル」に太陽光が反射して発火した、ベランダに置いた「水の入ったペットボトル」が原因で発火した、などが報告であります。

(予防方法)

 外出する際はカーテンを閉めよう

 太陽の光を直接室内に入れないことで出火の原因を絶ちます。

 窓の近く、その近辺に物を置かないようにしよう

 窓の近くに透明な光を収束させやすいもの、また光を反射させるものを置かないこと。後は、燃えやすいものを置かないことで火災予防に繋がります。


 いかがでしたか?

 みんなで火災予防をして、安心、安全な社会を作っていきましょう!

 さて、本日は内容盛りだくさんでしたが、いよいよ次は当会ブログの13万アクセス記念を近日中に公開いたします。

 是非、お楽しみに!