オフィスタは育児とお仕事の両立をコンセプトにお仕事紹介をしている育児者支援会社ですが、皆さんは「育児」とは子供が何歳までを育児というか考えたことはありますか。実はオフィスタの登録者である子供のいる女性から「私は育児者ですか?」と尋ねられることが時折あります。子供の年齢が何歳までなら育児者なのか答えられる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。そう考えると、世の中で漠然と育児というキーワードは使われていますが、その定義は実は曖昧なものなのかもしれませんね。「私はいま育児中です」と申し込みがあって子供の年齢を聞いてみると「今年成人になりました」とか「子供の年齢は35歳です」という方もいらっしゃいますので、何歳まで子供を育てるかは各人の自由ですし、何歳まで親に育ててもらいたいかも子の自由でしょう。40歳代の引きこもりニートもいるようですから、そういう子の親は子育て中と考えてもよいと思います。ただ、育児介護休業法をはじめ「育児・子育て」として法律上成人以上の方は認識されないでしょうから一定の線引きはあるはずです。ここでは「育児・子育ての子の年齢の目安」について考えてみます。あくまで広義の意味での”育児・子育て”とは子の年齢に上限はないものとオフィスタは考えますのであしからず(育児の「児」の解釈はあるかもしれませんが)。

 

(1)育児(childcare)とは、小学校に入学する前の子供の世話・養育をすることです。但し、人間の発達過程は一般的に、乳児期、幼児期、児童期(学童期)、青年期、壮年期、中年期、老年期に区分され、幼児期までを育児、児童期までを子育てと呼びます。

日本では児童期において親は子に手がかかり、併せて近年は子供全般が社会的に独り立ちする年齢が遅くなる傾向にあるため、従来「育児」と呼ばれていた行為の対象年齢を、中学・高校の年齢まで引き上げて考える必要もでてくるようになってきました。

 

(2)雇用や労働の場では、日本の教育制度の小学生期までを指して12歳未満の子の親を“育児者”と考えるのが一般的で、一般社団法人日本雇用環境整備機構ではその定義付けの中で「育児者とは満12歳未満の子をもつ者」としています。育児者の年齢、育児者が男性か女性か、子の人数、夫の同一生活か別離生活か、これらの事項は「育児者」の定義においては一切無関係とされます。

 

(3)育児者のすべきことを成長過程において羅列します。

【乳児期・乳幼児】~乳児・幼稚園・保育園~

①愛情を注ぐ

②栄養を与える

③養護する(健康維持・排泄など身の回りの世話)

④環境をつくる(共働きの場合、実家に住むなど)

⑤夫婦分担(夫婦で力を合わせ工夫した子育て)

 

【児童期(学童期)】~小学生~

①登下校の安全確保(送り迎えなど)

②支度の世話(通学の世話)

③教育施設との連絡(学校とのやり取り)

④学習の世話(宿題をしているかなどの管理)

⑤安全確保(不審者には近づかない等の指導)

 

【青年期】~中学生・高校生~

①思春期・反抗期への対応

②親よりも友達との密な関係性により子離れの必然

③親に知られたくない秘密が出てくるため見守る

④進路・職業選択・生き方へのアドバイス

 

 結論として、育児(子育て)と仕事を両立する場合、子供の手が離れると言われるのは、中学生に上がるくらいからといえます。中学生以上になると子に自我が生まれ、未熟ながらも親が付きっ切りでいなければならない状況は回避されます。また、子供本人も親と一緒に居るよりも友人・異性や部活等に私的時間を割く傾向があり、性の芽生えや親への隠し事が出来て距離を取りたがるため、育児者は仕事に専念・集中できる時間が増えるようになり、ゆえに、労働において育児と仕事の両立が困難なのは小学生までの児童期がピークと定義されるのはこれに起因するからです。

 オフィスタとしては「満12歳未満の子を持つ親を育児者」と定義し、諸事情により「中学生・高校生の子の親を子育て中」とみなすのが、(法律上育児とは小学校入園前までを指していると思いますが)少なくとも支援の観点からみれば公平かと考えています。ご意見などございましたら、私どもも勉強になりますので色々な当事者の方のお考えなども是非お聞かせいただける機会がもてれば幸いです(オフィスタNEWSなどのメルマガなどで今度企画してみたいものです)。

 

出典:『育児者を雇用・活用するために、管理職・人事担当者が知っておくべき職場問題と対応方策(執筆:小松誠)』はこちらをクリック

 

 

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