第721話「SNS配信者は雇用主に敬遠される?」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 

 オフィスタでは、このブログが週1本ペース、ツイッターが1日1本ペース、メルマガが月1本ペースで発行しています。不定期なものだと、ユーチューブ(オフィスタ・チャンネル)やフェイスブック、インスタなどもやっています。情報発信物として書いているものなので、有料誌やブロガー、ユーチューバー、インフルエンサーのように収入を目的にしたものではありません。そうはいっても定期的に出すとなれば〆切に迫られるしネタ切れに陥ることはしょっちゅうあるわけで、週刊漫画家や週刊誌編集のような方々はプロとはいえ本当にすごいなと思います。

 

 人材を探している企業の担当者からよく言われるのが、「人材を紹介いただくときにSNSをやっている人かどうか事前に調査しておいて」という依頼です。これどういう意味か分かりますか。要するにブロガーでもツイッターでもそうですが、フォロワーを集めている場合やそれで収入に絡んでいる人達というのは「日々情報に飢えている」のです。日々ネタを探して注目を集めるという至上難題を常に抱えているため、そういう人間は社内の機密情報漏洩に直結する可能性が高いという考え方です。まだ未発表の企画や情報をSNSのネタで公開されたら企業はたまらないということです。SNSごときでまさかと思われるかもしれませんがフォロワーが増えるなら犯罪もいとわないという事件も実際に起きています。または、悪気は全くなく社内の写真を撮ってSNSにアップしたら背後に企業秘密のものが写り込んでしまったなど、SNSにはまっている方は得てしてネタに飢えているので冷静な判断の下でのアップをしているつもりで実は事故も多発しているのです。悪意のあるなし関係なく、雇用主からすれば重度のSNS配信者は危険と隣り合わせだという認識を持っているようです。

 

 悪意あるケースですと、ゲーム業界などでは多いそうですが未公開の新商品の情報を開発に携わった者が匿名でSNSにリークしてフォロワーを増やすという事件があったり、悪意ないケースですと、アイドルがフォロワーを増やすために仲間と楽屋でツーショットを撮って配信したら背後で着替え中の別のアイドルが写り込んでしまっていたなどの事故が実際に起きています。

 

 写真・記事・読者集めの三つの要素が集まれば、配信者はいわば週刊誌の出版社とほぼ目的は同じです。特に3つ目の要素が大きく絡みだした場合は、個人でも企業からも危険視される可能性はあるという事で、就活中であれば尚更というのはおわかりいただけるでしょう。ネタに飢えている週刊誌ライターは、アルバイトでも雇いたくはないし、守秘義務契約をしたとしても決して極秘プロジェクトの一員に携わらせようなんて会社はないわけです。昔のルポライターが今はSNS配信者に替わっただけです。読み手は楽で、作り手(配信者)はいつの世も苦労が絶えないのは今も昔も変わらない光景です。趣味・ビジネス・広告・ボランティアなど各人目的や考えがまちまちなのがSNSですが、節度を守って深入りしすぎずに楽しむのが少なくとも精神的に楽そうですね。

 

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