カルヴァドス(Calvados)とはフランスはノルマンディー地方で作られるリンゴ酒のことです。フランス国内では食中酒として飲まれている庶民的なお酒です。フランスでも寒地である北部地方ではブドウ栽培がされにくくワインが作りにくいため、ブドウの代わりにリンゴを使ったお酒が作られるようになったということです。リンゴを使った蒸留酒でもこの地方以外で作られたものはアップルワインと呼ばれ、ノルマンディー地方で作られたものしかカルヴァドスを名乗ることはできないそうです。名前は有名ですが実際に飲む機会も少ないので、試しに1本買ってみます。
ニッカからアップルワインという商品が昔からあり学生時代に一度飲んだ事がありますが、あれがカルヴァドス(リンゴ酒)とは知らずに飲んでいました。今回購入してみたのが近所の酒屋さんにあったカルヴァドス「ブラー」(Boulardと書いてブラーと読むそうです)。日頃スコッチは飲む方なのですが、それよりも一層カルヴァドスの方がフワッと香りが広がる感じでした。ただ、アップルワインというよりもアップルウイスキーまたはアップルブランデーと呼んだ方が良いくらい飲み口はキツイ。カルヴァドスを水割りというのも聞いたことがないのでストレートで飲むのが一般的なのだろうが、だとしたらこれをストレートで食中酒として飲むフランス人の感性も信じられないところだが・・・。フルーティでスッキリしたアップル“ワイン”のイメージで飲むと期待を裏切られそうです、ウイスキーに近いと思って購入した方がいいでしょう。
ただ、飲む前も飲んだ後の口中も柑橘系・酸味を感じる味と香りで、香りを楽しむだけでもいいでしょう。コーヒーに垂らしたり、お菓子に使ったり、この香りを利用するのもアリかと思いますね。このままゴクゴク飲めるものでもないので、試しに水・お湯・炭酸水・トニックウォーター・りんごジュースなどで割ってみました。ただ水で割ってしまうと香りも薄まる感じでもったない気がしたので、個人的にはリンゴつながりでリンゴジュース割が相性良く美味しく飲めました。ハイボールっぽくするならファンタアップルなどで割ってみてはどうかなと考えています。
口中がサッパリというか爽やかになるお酒でもあるので、デザートの後に食後の締めにワンショット口直しにというのもいいかもしれませんね。日本人にはあまり馴染みがないお酒なので口にする機会も少ないかもしれませんが、お酒好きな方は話のネタに一度カルヴァドスを試飲してみてはどうですか。育児・仕事・安眠などのリフレッシュにお酒を飲む方も多いと思いますが、私も色々なお酒を試すタイプなので、また新たな試飲酒があったら紹介しますね。
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